この季節は神社仏閣の境内や公園などで
菊花展が催されている。年中遊んでいる
近くの横網公園も今月いっぱいの予定で
葦簾張りの小屋で丹精込めた菊の作品が
並べられている。よく見るとそれぞれが
芸術品のようで、ここまで育てるのには
どれほどの労力と知恵が要るのだろうか。
何気なく鑑賞するのも勿体ない気がして
一輪、一輪を食い入るように見ている。
日本の国花は桜と菊で、法定のものではないらしいが慣習として日本人に愛されてきた。
皇室の御紋は菊花紋章だが、昔は陰暦9月を菊月と呼び9月9日を「重陽の節句」とし
「菊の節句」であった。花カルタの9月は「菊と盃」だが、節句の祝い事を描いている。
