何年ぶりか蒸気機関車に引かれた客車に
乗り込んだ。C58形の蒸気機関車は秋の
秩父路を白い煙を吐きながらあくまでも
ゆったりと線路と枕木を体感するように
走っていく。時おり鳴らす汽笛の響きは
秩父の山地にこだまして耳に心地よい。
関東平野は秋の最中で紅葉は素晴らしく
刈り入れの終わった田は広々と映る。
日本の原風景を見た思いで気持ちが癒された。
♪汽車汽車シュッポシュッポシュッポポ僕らを乗せてシュッポシュッポシュッポポ
幼い頃の夢は機関車の運転手になること、いたずら書きの絵はいつも汽車だった。
あれからウン十年、SLが懐かしいのは、それだけ歳を取ったという事なのかな・・
