梅一輪一輪ずつの

harimaya2009-02-18

先週は日本中に強い南風が吹き荒れた。
各地で二月での最高気温を更新という。
その暖かい風で各所の梅が一挙に開き
満開になった花も多い。ところが今週は
冬将軍がやってきて梅花は可哀そうに
寒さに震えているだろう。俳句では梅が
一輪ずつ開くにつけて春が近づくとの
解釈で「梅一輪一輪ずつの暖かさ」だが
最近の異常気象はすごく極端でそんな風情が少なくなったのはとても淋しい。
「梅に鶯」は付きもので、江戸の俗謡に年老いた女性が梅に戯れる鶯を見て
若き日々を思い「梅干婆ぁと萎びていれど、鶯鳴かせたこともある」がある。
誰もがあった青春の頃のさきがけは梅花の姿と香りが象徴しているようだ。