六義園のしだれ桜

harimaya2009-04-01

今年は暖冬でソメイヨシノの一番花の
開花が早かったのに三月の下旬になって
余寒が長引き、足踏み状態のままだが
そのぶん花見時が長く楽しめていい。
江戸時代の大名庭園で知られる六義園で、
名物のしだれ桜が見ごろを迎えている。
庭園は将軍徳川綱吉重臣柳沢吉保
屋敷跡で、江戸時代で最も栄えたという
元禄の頃に吉保は側用人として政治を一手に引き受け庶民の繁栄に尽くしたという。
忠臣蔵や犬将軍など話題の多い時代だが江戸時代になって約一世紀が過ぎ武士達も
命がけで戦う事も無く、町民が大いに発展し明るく活気のある元禄文化が花開いた。
深川の紀伊国屋文左衛門、八丁堀の奈良屋茂左衛門の豪商の遊びの逸話も面白い。
うららかな春の六義園を散策すると江戸の昔がすぐそこにあるような錯覚を覚える。