ノウゼンカズラ
梅雨の合間を縫うようにノウゼンカズラが
咲いている。この花の特徴は咲いてすぐに
散ってしまうことで下にこぼれた花びらが
今も生きているように美しさを保っている。
これからという旬の時に未練なく散るのは
先日急逝したマイケル・ジャクソンを想う。
スーパースターの生き様は明暗両極端だが
一世を風靡したマイケルの業績は凄すぎる。
音楽界でエルヴィス・プレスリーやマリリン・モンロー等のカリスマ的スター、
日本では美空ひばり、石原裕次郎・本田美奈子など何故に夭折してしまったか。
神はあまりにも卓越した天才の能力に嫉妬したのか、天国に早く召され過ぎる。
しかし共通しているのは天才達のその美形に「愁い」が秘められていることで
ノウゼンカズラの散り様のように世の無常観を覚える。