梅雨さなか

harimaya2009-07-03

日本列島に添うように梅雨前線はぴったりと
張り付いている。今週に入って、どんよりと
天空は曇り空に覆われ、時々雨が落ちるのは
気分がとても鬱陶しい。雨の言葉は、青葉雨、
さみだれ、樹雨、青梅雨、走り雨、迎え雨、
墜栗雨、少し前なら、卯の花腐し、と色々な
梅雨時の呼び名は、とても情緒があっていい。
昔の江戸の通りでは「肩引き、傘かしげ」が
マナーで、狭い通りでは互いに肩を引き、傘をかしげて道を譲るのが常識だった。
その日本人の常識が崩れかかっている。先日は10代の少年が80代のお婆さんの
バックをひったくって意識不明の重傷を負わせた。年寄りはうかうか町も歩けない。
治安悪化もよそに、近くの通りではカンナが咲き出した。夏が近いと告げている。