孫の手

harimaya2010-01-18

「初詣、一本指で手をつなぎ」
孫の手は爺の中指だけを掴むほど
小さいが感触と温もりに爺は和む。
毎日の爺は孫との散歩が日課だが
いつまでデートをしてくれるのか。
昨年の二歳の頃は小指に摑まった。
年が明けて三歳では中指に掴まる。
それでもまだ一本指の域は出ない。
一本が二本になり徐々に手をつなぐ機会が少なくなる、嬉しくもあり哀しくもあり・・
古典落語の「子褒め」に熊さんが「可愛らしい手だな〜、紅葉のような手だな〜」と
隠居から教えられ喋るところがあるが今も昔も孫の手に勝る柔らかく愛しい感触は無い。