2010-01-29 梅一輪の暖かさ 各所から梅の開花の便りが伝わってくる。 気温はまだ寒いが冬が苦手の自分には梅の 開花の報道を聞くだけで気持ちが暖まる。 「東風吹かばにおもいおこせよ梅の花・」 菅原道真が詠ったとされる平安時代には 花見といえば梅見だった。長い時代を経て 今は花見といえば桜だが、私の好みとして 桜の華々しさより、初春のまだ寒い北風に 震えながら可憐に咲く梅のほうが哀しげな情緒が相まって心を和ませる。写真は 小田原城址公園の紅梅だが「城と花」の組み合わせは、日本の風景の絶品と思う。