朝青龍

harimaya2010-02-05

「憎まれ役」というべきか「かたき役」と
いうべきか?強くて異能な横綱が引退した。
ときおり涙を浮かべながらの記者会見では
「皆さんに迷惑をかけた。責任を感じている」
今更あれこれ言うことは無いが朝青龍自身が
モンゴルを引きずって最後まで日本の風土に
馴染めなかったのだろう。こんな形で辞めた
横綱は実に惜しいが大相撲の「品格」は彼に
無理だったのかも知れない。モンゴルを離れ
厳しい相撲部屋で鍛えた強さは立派そのもの・
日本人力士も彼に対抗出来なかったのは情けないが目標に頑張って欲しい。
白鵬横綱になる前は一人横綱で頑張ってくれたのだから相撲界にとって
たとえ彼が悪役を演じたとしても感謝しなければならない。涙ながらに
「相撲に対する悔いが無い」この言葉は、朝青龍の美学を物語っている。
国技館前は、いつもの散歩道だが、通るごと決して彼を忘れる事は無い。