千曲川旅情の歌

harimaya2010-04-21

休日に信州の旅をしたが中学生の頃に
読んだ藤村の「千曲川スケッチ」が浮び
信濃の地を流れる千曲川の川辺に立った。
「昨日またかくてありけり、今日もまた
かくてありなむ。この命なにをあくせく
明日をのみ思ひわづらふ・・」若い時に
読んだ詩も今になって言葉の一言一言が
身に沁みるのは長く生きた賜物と思う。
千曲川は清い信濃の水をいっぱいに溜め込んで一気に日本海に向かって流れていく。
一世紀前の藤村も、川の流れを見て世の移ろいと人生を詩に託したのではないか・・