銀杏の新芽

harimaya2010-04-28

四月に入っても寒さが続いた日本列島も
ようやく気温が平年並みに上がってきて
卯月の青葉・若葉が美しい季節になった。
「青」という言葉は青山・青雨のように
若葉など緑を指し未熟という意味もある。
青二才というのは若い青年のたとえだが
出世魚の呼び名・・二才馬からという説・
所以はともかく言葉に青春の香りが漂う。
いつも見慣れている公園の銀杏でも、陽春の息吹が聞こえるような鮮やかさに
改めて見とれ、新しい芽が萌える銀杏の並木に思わず声で呼びかけてしまう。
これから夏には木陰で涼しさをいただき、秋には黄色の装いを楽しませてくれる。
何年も何十年も、四季の営みは素晴らしいが、折々の新しい生命力に言葉が無い。