秋の七草

休日は秋の七草を訪ねて府中市郷土の森に
遊んだが今年の夏の長い残暑の影響からか
いつもの年なら既に咲いているはずの花も
ちらほらで「萩のトンネル」も葉っぱのみ！
管理をしている人に聞くと今年は遅いです、
来週あたりでしょうかね、とのことだった。
七草だけでなく彼岸花やコスモスも今一で
初秋の花見も自然現象が相手では仕方ない。
七草は「萩、尾花、葛、女郎花、藤袴、桔梗、撫子、秋の七草」と短歌のように
三十一文字にすれば覚えやすいが七草の筆頭に上げられている萩という字は
日本人が考え出した国字だそうだ。草花の一つにも情緒を想う日本人の感性は
とても素敵と思うが「草冠に秋」と命名された萩は秋を代表している花といえる。
今度は満開の時に訪れたい。
「秋風は　涼しくなりぬ　馬とめて　いざ野に行かな　萩が花見に」万葉集から