彼岸花

harimaya2010-10-05

つい半月前まで灼熱の太陽に炒りつく暑さだったのに
もう袷を二枚重ねるほどにしないと風邪を引きそうな
急激な気温の変化には体が付いていけるか不安になる。
植物の世界も気温には敏感で庭の花も夏枯れをしたり
彼岸の頃のヒガンバナも咲く時期が相当に遅れていた。
別名、曼珠沙華という。経典で天上の花の意味らしい。
また、花のある時期には葉が無く、葉のある時期には
花が無いので「葉見ず花見ず」とも呼称されているが
葉は花を思い、花は葉を思う、すれ違いの相思相愛で
韓国ではサンチョ(相思華)とも呼ばれているとか・・
ここ都内の彼岸花の名所・小石川後楽園でも昨年より一週間開花が遅れたらしい。
彼岸花は人によって仏様のイメージであり、或いはカルメンの情熱を感じさせる。
燃えるような赤色と丸みのある花弁は可憐でしかも華やいで時を忘れて魅入った。