梅雨最中

harimaya2011-06-15

「毎日、気が重いね」季節は様々な場所で
こんな会話が交わされているのではないか。
東日本を襲った震災は大勢の命を奪ったが
残された被害者も復興の見通しの光が無い。
灰色の空模様と、そぼふる雨は憂鬱の中で
東北地方の雨の生活のリズムを作っている。
地震津波は天災そのものだが原発事故は
人災そのもので想定外の言い訳は聞かない。
にもかかわらず政府も国民も東電叩きばかりに夢中になっている。これは原発を推進し
その安全性を管理してきた歴代政府の責任ではないか。政府は自らの責任を転嫁して
マスコミも一緒になり東電を罵倒し国民にやり場のない怒りと不安を煽りたてている。
昨年に政府は石油価格の高騰をみて2030年までに原発を全電力の50%以上に高める
エネルギー基本計画を決定したのを忘れたのか?政府は東電を責めるよりも献身的に
任務に従事する原発作業員を讃えるべきではないか!人の心も梅雨のように湿っている。