手妻(てづま)

harimaya2011-07-21

今週の「千葉のぼせもん倶楽部」のショータイムで
江戸時代から伝わる日本の古典奇術「手妻」を見た。
「手妻」とは江戸時代から伝わる日本独特の奇術で
演ずるは文化庁芸術祭大賞の大家・藤山新太郎
一番弟子の藤山晃太郎。手品や奇術はTVの演芸で
時々見かけるが日本の古くから生み出された奇術は
和の衣装や和楽器での音楽、歌舞伎調の演技までが
一体となって観る人を和の伝統芸能に誘いこまれる。
実際に目の前で観れば圧倒的な美しさと迫力がありマジックと共に舞踊の所作や諸芸は
古典のしきたりのうえの「和の芸能」の魅力で言葉に尽せないほど感動を惹きつける。
なかでも「胡蝶の舞」は良かった!手妻にはストーリーがあり白い半紙を小さく破って
蝶をつくり、その蝶が相手を求め、これに扇子で風を送ると二匹の紙の白蝶はまるで
生きているかのように空中を舞う。新たな蝶と夫婦になり、更に扇子で風をあてると
不思議にも無数の生まれた蝶の紙吹雪が舞い舞台は最高潮になり興奮のルツボに化す。
藤山晃太郎を知ったのは初めてだったが、この感激をまた何処かで味わいたいと思う。