東京電力

harimaya2011-09-08

いま東京電力は震災の大敗北から退却中だ。
戦争でも男女の間柄でも退却が最も難しい。
原発作業員たちは依然として危険な現場で
際どい戦いを強いられ任務に従事している。
この献身的な人達がいなかったら放射能
日本のみならず世界的規模で被る事になる。
彼らをヒーローと讃えずに終結は語れない。
東電の敗北と言ったが今まで原発を推進し安全性を管理してきた政府の責任でもある。
にもかかわらず政府も国民も東電叩きに躍起だが、ここは感情より冷静に当たりたい。
原発の欠点は使用後の最終処理が出来ないことだが当面は原発を利用しないと日本の
企業の半分は節電やコスト面で海外へ逃げる算段だ。外国は日本の高技術を喜ぶだろう。
高度の技術力が流失すれば日本は二流国に成り下がるのは必至だ。国内では失業者が
増えて今の豊かさを維持できるとは考えられない。しかも狭い国土で太陽光パネル
風力発電の風車が乱立すれば美しい山河の景観を損ねてしまう。脱原発論も結構だが
今の暮らしを下げる勇気があるのか?理想を語る前に現実を見据えよう。