早春譜

harimaya2012-02-01

今年の冬は例年に比べ寒い日が長すぎる。
これほど春が待ち遠しい年もないだろう。
ふと口ずさむ♪春は名のみの風の寒さや・
暦の上ではもうすぐ春なのに雪の降る日も
氷の張る日もあり冷たい風は吹きやまぬ。
倉島厚著「風の便り」には「初春のころは
余寒の名に似合わず真冬より寒い日が多い。
春はただ日に日に明るくなっていく青空に
感じるだけで吹く風は身を切るばかりだ」とある。気持ちだけが早春譜なのだろう。
すっかり枯れた芝生の上に転んで光の春の日差しを浴びるのはとても気持ちがいい。
芝生も今は枯れて冬の寒さに耐えているが小さな新芽は既に春の到来を待っている。