隠居の独り言(1032)

月曜日朝の書き込みは主に昨夜の大河ドラマの話題にしているが日々の生活で
TVを見る時間はあまり取れず朝はNHKニュースを15分程見て会社に出勤し、
夜は8-9時に帰宅して夕飯、帳簿付け、ブログ、ギターで過ごし風呂に入って
就寝11時まで時が過ぎていく。これが生活のサイクルだが、一週間の内TVを
楽しむのは日曜の夕方「笑点」から始まりNHK大河ドラマ迄がTVタイムだ。
録画して後で楽しんでいる番組もある。月曜夜10時「BS日本・こころの歌」は
とてもお気に入りだ。明治・大正・昭和に歌われた童謡・尋常小学唱歌・歌謡で
女性5人・男性6人の合唱で心豊かに聴かせる番組だが、静かな雰囲気と四季の
自然のバックもいい。「荒城の月」「浜辺の歌」「戦友」「蘇州夜曲」「湖畔の宿」等
現在ではすっかり忘れられている懐かしい歌謡を混声合唱は朗々と歌っているが
録画の音を流しているだけで昔のメロデーが当時を偲び生活のBGMにしている。
今の若い人のPC、ケイタイ、ゲーム等の影響でTVの視聴率が落ちている半面に
65歳以上の高齢者のTV視聴時間は一日8時間以上というから考えさせられる。
PC始め情報機器を使いこなすことから立ち遅れた年代だから仕方ないにしても、
だからといって部屋の中でTVばかりに齧りつくのは心身ともの衰えが加速する。
番組の内容も、お笑い番組からバラエティ、芸能人のゴシップものが大半を占め、
年寄りはTVに向かい笑ったり話しかけたり無機質なTVと生活を共にしている。
高齢者の話し方もつなぎ目の無い単音ばかりが目立つのもTVの影響ではないか。
子供の頃のTVも電話も無かった時代から日本人の言葉遣いが何となく変わって
例えば女性がズバリの表現でなく、もっと奥床しい表現の言葉があったはずだと
しばしば感じる。女が男の言葉を使い、男も女みたいな言い回しをしているのを
不愉快な思いをするのは自分だけだろうか?TVは決して悪いものばかりでないが
長時間の視聴は自らの思考力を止め、良きも悪きもマインドコントロールされる。
TVは受動的で能動的でないのは確かだがTVの功罪を考える時が来ていると思う。