お中元

harimaya2012-07-04

今年もお中元のシーズンがやってきた。
今ではデパートから御得意先や親戚に
配送され味気ないものになっているが
自分が小僧の頃は品物を風呂敷に包み
旦那(社長)と一緒に得意様宅へ直接
挨拶と共に今後の取引の相談も兼ねた。
お中元やお歳暮は大切な商いの行事で
緊張感を持って物品の贈答をしたものだ。
「いつもありがとうございます。気持ちとして納めてくださいませ」と頭を下げた。
お中元は日頃の感謝を込める表現の一つだが江戸時代から伝わる日本の文化だろう。
商売関係も最近の価格を重点とした取引に互いを信じあった人間味が見当たらない。
お中元もいつの頃から簡素になってしまったのか?大切なものが無くなった気がする。