隠居の独り言(1092)

北方領土竹島尖閣と、ここにきて一挙に問題が噴出したのは相手のせいでもない。
戦後、我々国民の領土に対しての無関心が作った所為と自覚したい。民主党の政策も
歴代の自民党政権の自主自立の気概が無かったツケが今になって突き付けられている。
戦後GHQ戦争放棄の骨抜き憲法によって自虐的に教育され、かつての日本の誇りと
力強さを半世紀以上が経っても甦らなかった薄弱な精神力を恥としなければならない。
どんなに正論を唱えても、どんなに歴史的事実を並べても、力に勝るものがないのを
一連の事柄は嫌というほど日本人は味わったはずだ。中国も韓国も領土問題になると
日本大使館を取り囲み、或いは卵やレンガを投げ、或いは日の丸を燃やす野蛮行為は
成熟性のない後進国的で、反面に日本人は大人として国家と民族心を誇るべきと思う。
津波原発から命からがら生き延びた人たちが身を寄せ合って食料を分け合いながら
寒い夜を過ごした。何かの大事件があれば野放図に略奪に走る外国人とはわけが違う!
竹島の問題を国際司法裁判所に訴えたのは、とてもいい事だ。韓国は拒否の姿勢だが
それは想定内、ついでに北方領土尖閣諸島も訴えよう。常識ある先進国なら日本の
立場を必ず認知してくれる。それにしても日本はいつまで中韓の勝手を許すのだろう?
口先だけの抗議なら表現が悪いが蛙に小便のようで相手には痛くも何の効果もゼロだ。
現行憲法「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼し日本の生存と安全は守られる」の
歯の浮く文と日米安保の他力本願に考えることもなく隙だらけで過ごしてきた結果だ。
でも領土問題は丸腰がいかに危険であるのをやっと目覚めた日本人も多いことと思う。
ここは一刻も早く日本国の憲法を作り国民、国土、領海を守る実力を養う以外にない。
さらに言えば中韓に対して日本の経済的優位が薄れつつあるのも事実で今まで日本が
中韓の相当の経済の助けをしたか隣国たちは義理も恩義も感じていないのも分かった。
世界は狡賢いと決めつけないといけないと思う。そんな外国に気遣う政府が情けない。
外交の交渉は経済、技術、教育、防衛、等々の分野で存在感を示すのは素人でも分る。
憲法を改正する。来年の予算では防衛費を増やす。相手の出方では核保有宣言をする。
平和は口先ではやってこない。平和を保つには実力の背景は、もう待ったなしだ!