大鵬逝く

今年の初場所は連日の大入り満員で盛況だが
先日「角界の父」ともいうべき昭和の大横綱、
大鵬の訃報は時の流れを感じてとても悲しい。
いうまでもなく戦後における大相撲全盛期は
栃若時代を継いでそれ以上に盛り上げたのは
大鵬が柏戸とともに柏鵬時代があったからで
圧倒的な強さと精神力は相撲の心技体を極め
大鵬は大相撲の振興に大きな役目を果たした。
後に度重なる品格を落した朝青龍に「土俵は丸いから無限なのだよ。もし四角ければ
追い詰められたら動けない。人生も同じで四角張ったら自ら窮地に堕ち込んでいく」と
説いたが、大鵬の人生訓は自分にも言えることであり、その言葉に学ぶべきものが多い。
最近に映画監督、俳優、詩人等の名を成した人が次々と去り昭和が遥か遠くなっていく。