2014-04-14 日比谷公園 芝生にはチューリップが咲いている。 春は、別れのシーズンというけれど 昨年の今頃、歌の仲間が日比谷で 集まったが、その一人が昨年逝った。 春がめぐってくれば花は律儀に咲く。 しかし去年一緒に花見をした友は 今年はもういない。同い歳だけに 思いは尚更に無常観が胸をよぎる。 「年々歳々花相似たり、年々歳々人同じからず」中国唐代の詩人・劉廷芝が詠ったが 老いるということは友が減っていくということ。春の華やぎと悲しさは表裏一枚だ。