あざみの歌

harimaya2014-05-30

上京した頃、ラジオから「あざみの歌」が
流れていた。伊藤久男という歌手だった。
この歌の歌詞とメロディーがとても好きで
自分は歌をいつも口ずさんでいたけれど
正直「あざみ」はどんな花か知らなかった。
あの頃は花の名と実物と一致したことなく
仕事に明け暮れた日々の生活の中から
覚えようともしなかった野暮な若者だった。
♪山には山の 愁いあり 海には海の 悲しみや
ましてこころの 花園に 咲しあざみの 花ならば
無駄に過ごした若き日は戻らないが歳を重ねて、やっと花を愛でる気持ちが目覚める。
美しい自然と心がいっぱいあったのに気付かなかった昔が恥ずかしい。今、あざみを歌う。