お歳暮

harimaya2014-12-11

年末恒例、お歳暮の時期は百貨店の客になる。
昔、小僧をしていたころの、お中元やお歳暮は
店主の旦那と小僧達が品物を風呂敷に包んで
お得意先に一年のお礼かたがた廻ったものだ。
挨拶の言葉も判を押したように決まっていたが
客と四方山話で景気の判断や来年の企画など
商いにとって欠かせない虚礼の歳時記だった。
歳のせいか年末になると、在りし日を思い出す。
今は遠く、あの良き習慣はどこへ行ってしまったのか。今や百貨店の掻き入れ行事で
客は贈品を選び、あとは配送されるだけ。古き良き日本古来の年末行事も遠くなった。