2015-01-16 隅田川冬景色 静かな冬空の風情の隅田川がとても好きだ。 春は河畔を彩る桜堤は大勢の人が花を愛で 夏は花火で観客たちと乗合船がひしめき合う。 これからの季節、隅田川は静けさを取り戻す。 「二カ国の真ん中を行く小舟かな」江戸川柳 その昔、隅田川は武蔵国と下総国を境目で 初めて架けた橋には両国橋と名付けられた。 平成の隅田川は観光船や乗合船で賑わっているが江戸時代は猪牙舟が走っていた。 猪牙舟は粋な遊びや釣り人に利用されるのが多かったが舟のスピードが身上だった。 滝廉太郎は「春のうらら」と詠ったが隅田川は四季問わず、いつもうららの気分になる。