出勤途中に時々不忍池に立ち寄っている。
千代田線の湯島で乗り換え、大江戸線か、
バスだが、湯島駅周辺は観るところが多い。
冬の朝の不忍池の静かで空気が清々しい。
池に沢山いるはずの冬鳥たちも餌を求めて
どこかへ飛んでいったのか閑散としている。
河畔に植えられた柳の枝も春の息吹なのか
少し緑がかった色になっているのも嬉しい。
暦は立春といえど、まだまだ気温は寒いが木々の暦はきちんと刻みつけられている。
固くちぢこまって真冬の寒さにじっと耐えている木々の小さな芽をとてもいじらしく思う。
夜明けの時間も早くなり、ささやかな春の萌えが徐々に膨らんでくる気がする昨今だ。
