先日は箱根宮ノ下にある富士屋ホテルに一泊した。
流石、箱根の歴史を支えてきたクラシックリゾートは
一級品のホテルに恥じない風格と設備に圧倒される。
宿泊する部屋の模様や調度品の質は言うに及ばず
天井、壁、窓、フロアーに至るまで、目を瞠ってしまう。
部屋から眺める日本庭園の木々も歴史の重みを感じ
泊まる時間さえ勿体なく思うのは庶民の僻みなのか。
たまに、こんな贅沢も八十路なら許されていいだろう。
箱根路は生憎の空模様だったけれどホテルの中は別世界で格調あるレストランでは
窓から映る庭と格天井に描かれた絵画や彫刻を眺めながらフランス料理を堪能した。
