浜松城

harimaya2015-07-13

梅雨の合間に、静岡県・浜松周辺で過ごした。
戦国期のさなか徳川家康は29〜45歳までの
壮年期を、この浜松城を主に本拠地にしていた。
あの有名な姉川、長篠、小牧・長久手の合戦も
この期間中での出来事であり、特に元亀3年の
武田信玄との三方ヶ原の合戦では徳川家康
惨敗を喫して命からがら城に逃げ込んだという。
のちに天下を取った家康も幼いころは今川家の
人質になり、壮年期には織田の子分で苦労した。
若い時の苦労は買ってでもせよというが、成功した時に全てが発芽し試練はけっして
嘘はつかない。家康にとり浜松在城17年間は、江戸幕府300年の歴史を築くための
基礎の時代だったろう。そんな遠い昔を思い馳せ、遠州・浜松の城郭を眺めていた。