サンクトペデルブルグ

harimaya2015-09-10

大学の孫が夏休みにロシアのサンクトペテルベルクに旅行した。
ロシア西部にある街はピョートル大帝の建都以来の文化都市で
かつてロマノフ王朝で栄え「美の宝庫」と称される美しい町には
数々の大聖堂、修道院、宮殿、教会、要塞、博物館、美術館など
中世の街並みと庭園風景に溢れ、都市全体が清潔に整備され、
感動の連続だったと話していた。中でもエルミタージュ美術館
華麗で広大で一日では見きれない内容の濃い感動があるとか・・
ロシアの古都、サンクトペデルブルグは数々の世界遺産に溢れ
世界の誰もが一度は観光してみたい憧れの風景があるだろう。
孫の話を聞いていると、自分も観光したい衝動に駆られるが残念ながら、八十路との
年齢と相談すると無理できない老化の体が悔しい。余談だがサンクトペデルブルグは
日本と縁が深い。日露戦争の発端はこの地を首都にしていたロマノフ王朝の皇太子
ニコライ二世が観光で訪日したとき滋賀県でひとりの警察官に切りつけられた事件と、
領土的野心で極東を占領しようと目論み日本と衝突したのが日露戦争の原因だった。
日本海海戦をしたバルチック艦隊が、彼の地から出航したのも歴史の縁の深さを思う。
孫から旅の話と夢を貰った爺は幸せだ。