忠臣蔵

harimaya2015-12-14

「勝てば官軍、負ければ賊軍」という格言がある。
忠臣蔵がまさに格言通りで、江戸時代元禄期に
赤穂藩浅野内匠頭吉良上野介に苛められ
結果、赤穂藩取り潰しになり、その復讐劇の話。
浅野家浪士47名が深夜、吉良邸に押し入って
主君の仇討ちをして凱旋した忠臣蔵の物語は
家老・大石内蔵助や浪士たちの苦労話などを
美談として伝えられるが、テロとしか思えない。
しかも浅野家の浪士たちは泉岳寺に祀られているが、可哀想なのは吉良家の家来と
その家族ではないか。後の世も誰も同情してくれないのはあまりにも損な役割と思う。
吉良家を思うとき、先の戦争で負けた日本の今なお続く悲劇の連続を思わざるを得ない。
そして仇討の連鎖は昔も今も変わらず、人類の悲劇の発端の戦争に終わりがない。