2015年暮れ

harimaya2015-12-28

本年82歳、2015年も数日で暮れようとしている。
1933年春に生まれ一世紀近くも生きた自分だが
正直、こんなに世間を長く見させて頂けたなんて
思わなかった。しかも平均寿命以上の長生きは
産んでくれた両親と神に感謝しても、しきれない。
今年一番ビックな出来事を上げれば何といっても
糟糠の妻と50年の金婚式を挙げたことに尽きる。
互い病身だが寛容の精神でこれからも続けたい。
今年の春に故郷、姫路城がお色直しして素晴らしい威容を披露したのも故郷自慢だ。
新幹線で姫路に近づけば車窓から遠く見える姫路城はやはり世界遺産の誇りだろう。
誰も小高い姫山に聳える城を仰げば、その規模壮大さに息を呑むばかりに胸を打つ。
総塗籠の白亜の威容を保とうとした当時の職人の造形意欲が名城を生んだといえる。
故郷を離れ70年近く、自慢できる人生ではなかったが、夢はいつも故郷を駆け巡る。