harimaya2016-03-31

♪春のうららの 隅田川 のぼりくだりの 船人が
櫂のしづくも花と散る ながめを何に たとうべき
明治の作曲家・滝廉太郎が桜を愛でた隅田川
どんな景色だったのだろう。廉太郎が見た墨堤の
春のうららの風情は例えようのないほどの美しさと
のどかしさと、歩く人たちを映していたに違いない。
もう明治に戻れないけれど墨堤の桜は続いている。
当時は高速道路や桜橋の野暮なものは無かった。
今年の桜の前半は花冷えで開花宣言から満開までの花見の時間が長く楽しめた。
毎年欠かせず見てきた隅田川の桜を来年は見られるかな。八十路になると感じる。
「さまざまなこと思い出す桜かな」芭蕉