絵馬

harimaya2017-01-25

東京下町の天神さまといえば湯島と亀戸だが
天神さまは言うまでも無く、学問の神様として
菅原道真公が祀られ、受験生の神頼みとなる。
頃は平安時代、道真は元々中流貴族の学者で
次々と功績を重ね出世し右大臣まで上り詰めた。
しかし出る杭は打たれる。実権を持つ藤原氏
策を講じて道真の弁明も聞かず九州大宰府
追放され、恩赦の願いも叶わず亡くなってしまう。
その後、京都では異変が相次ぐ。醍醐天皇の息子や藤原時平の病死。御所の落雷。
「これは、あらぬ疑いをかけられ陥れられた道真の怨念に違いない・・」人々は恐れて
各所に神様として祀ることで怒りを静めようと考え、道真の頭が良かったことから、
「学問の神様」ともされた。天神さまの由来を知っても、藁をも掴みたい神頼みだろう。
絵馬に書いた受験生の思いが切なく胸を打つ。「サクラサイタ」の朗報が待っている。