お中元

harimaya2017-07-10

お中元に贈る品物を求めにデパートに出かけた。
この世は義理と人情の付き合いで生活している。
小僧の頃は旦那さんのお供でお得意先に出かけ
普段のお世話になっているお礼の御挨拶と共に
贈り物を届けるのがお中元・お歳暮の習慣であり
礼儀作法や言葉遣いを習得するのは無論のこと
それは人間として商人として不可欠な勉強だった。
丁稚小僧の時代は終わったけれど苦労の中から
借りものでない知恵・知識が身に付いたと今に思う。
でも良き習慣はシビアな商いで消えて今は百貨店が全てを代行する時代で実に味気ない。
道教の三元節は、1/15上元、7/15中元、10/15下元。それぞれ意味が含まれているけれど
中元は感謝を捧げる意味で日本に伝わって、この季節、心を込めた贈物の習慣となった。