隠居の独り言(1603)

政治家の質が落ちたと言えばそれまでだけれど、稲田防衛大臣民進党党首の蓮舫議員が
辞任した。稲田明美さんは弁護士として優秀であり政治的にも中立で、論文を読めば文章が
理路整然として安部首相の信任厚く次期総理の目玉だっただけに本人はもとより安部首相も
残念だろう。政治家と言うのはそれなりの才能とやり方が整っていないと難しい職業だと思う。
稲田氏には防衛相という荷が重かったし、国会答弁もしどろもどろでは、政治家は務まらない。
本来なら内部の日報問題との些細なことで辞めなくていいけれど内閣支持率低下の一因を
作ったとして引責を取った形となった。自分は稲田ファンだっただけに残念だが政治家向きで
ないことは確かで思い切って政治家から身を引いたほうがいい。お得意の弁護士稼業を続け、
たまに今の政治に対し評価すればいいではないか。政治評論家と言う形で今後を見守りたい。
一方の蓮舫民進党党首は二重国籍問題もさることながら蓮舫さんそのものが政治家としての
信念が薄かった気がする。以前から自民党追及する舌鋒スタイルは蓮舫さん得意だけれど
今回のネタもモリカケ問題の国家議員としてどうでもいい追及ばかりで、肝心の国家としての
中国の軍事的圧力や北朝鮮のミサイル・核から国民をどう守るか、また将来の少子高齢化
目前にしていかに国力を維持できるのか、民進党党首・蓮舫さんの口から聞いたことが無い。
これでは国会議員失格だろう。二人の辞任報道を聞いて女性の政治家進出は歓迎だけれど
少し物足りないのは自分だけだろうか。