隠居の独り言 144

外国人労働者の受け入れ拡大に向け本格的に動いて衆議院で自民、公明、維新の賛成多数で可決されたが、何故安倍総理が早期成立するのに拘るのか、きちんとした説明が国民に欲しい。移民は国民の意思を問わずして強行すれば将来に禍根を残す。総理は移民でないと断言するが、これでは納得するのは難しい。改正案は単純労働者の受け入れにも道を付け家族帯同を許し永住権も付けるというもので、これで移民政策とどこが違うのか。将来、労働者が仕事が出来なくなったら家族を追い出せるのか。欧米など多くの国で社会の分断が起き、外国人排斥に苦労する現実を学ぼうとしないで一部の業者の言いなりになっているのはあまりにも情けない。国連でも移民協定を巡り最初から不参加のトランプ政権だけでなく移民受け入れ国だった東欧諸国も不参加。移民への警戒感から協定の先行きに暗雲が漂う。世界中で悩む移民策をなぜ今なの!確かに少子高齢化による労働力不足は分かるけれど、その前に日本人の若者の多くが正社員になれず、まず日本人若者を救うのが前提でないか.企業経営というのはどんな時代でも良い処には人が集まり、反面だと消滅が常識で経営努力で人出不足による外国人受け入れは理由にならない。懸念は将来の日本が外国人が持ち込む習慣や宗教などにより長く築き上げた日本の文化、伝統、価値観が無くなるということ。日本人特有の心や美的感覚は一朝一夕で出来るものでない。世界でも稀な伝統の歴史ある美しい日本を壊さないで欲しい。本来なら37万平方キロの狭い国土で1億2千万は多すぎて人口減少は悪くないと思うけれど減少過程の道のりは厳しくて今までの制度が継続できないのは百も承知で言わせてほしい。前と違い今は元気な高齢者が多く働くことで収入も増やしたい。働けば健康にも良く医療費節約の1鳥2石で生甲斐が出る。政治家も短絡的に考えないで定年制の延長、年金一元化など政策面で考えることの国会審議で日本の将来を論じて欲しい。ここは日本、日本人を諳んじては国の未来がない!