啓蟄

harimaya2005-03-05

陰暦で一年を二十四で分けた節季の一つで
冬ごもりをしていた虫たちがそろそろ地中から
這い出て春先の新鮮な空気を吸って心機一転、
今年も充分に生を楽しもうと云う時期らしいが、
あくまで旧暦の計算で今、出ては風邪を引く。
雛祭りも終わったが本当は桃の節句のはずが
新暦の寒い時期に行うなんてオカシイ気がする。
年賀葉書もこれから冬の本番なのに「迎春」の
文字も空々しく思うのは季節と一致しないからで
折角の季節感あふれる四季の言葉を無くしている。
明治に陰暦から太陽暦に変更されたときに節季の
言葉も一緒に連動されたようだが実に勿体ない。
季節感の薄れてしまった今こそ元に戻すべきと考える。