2007-01-01から1年間の記事一覧

隠居の独り言(434)

ヨボセヨ(もしもし)と携帯から呼びかける着信通知は82から始まるので韓国と すぐに分かるが、かの地では電話料金が驚くほど安いので気楽に掛けられるそうだ。 商売の電話はともかくとして日本は何故か韓流ブームで韓国ドラマが流行っている。 ブームのキッ…

渡り鳥

晩秋から初冬にかけて不忍池では 大勢のお客さんで混雑してくる。 シベリア方面から厳しい冬の寒さを 逃れて各種の渡り鳥が、ぼつぼつと 増えたのは冬が近いと告げている。 森鴎外の小説「雁」は不忍池の傍の 無縁坂を舞台に高利貸しの妾「玉」と 東大医学生…

隠居の独り言(433)

戦中や戦後の食糧事情は、あの頃を生きた人でないと体感的には分からないと思う。 農家の人はいざ知らず普通に町に暮らす庶民は米や芋などは貴重な贅沢品のようで 滅多に口にする事も無かった。戦後間もなく亡くなった祖母も白いご飯が食べたいと 口癖のよう…

秋色国技館

国技館の銀杏並木も大分色づいてきた。 このほどの九州場所の番付表を見たが 東西両横綱の白鵬、朝青龍はモンゴル、 大関の琴欧州はブルガリアで、関脇の 朝赤龍、小結の安馬もモンゴル人とは 日本の文化の象徴的な大相撲がこれで いいのだろうか。日本人力…

隠居の独り言(432)

防衛省の守屋武昌前事務次官の証人喚問が29日に行われた。過剰なゴルフ接待等の 背景が焦点だが永田町絡みの大型事件に波及すると思いきやコップの中の、さざ波で 喚問が終わるなんて質問するほうも、されるほうも猿芝居を見るようで面白くない。 「ゴルフを…

秋色安田庭園

毎日散歩コースの両国安田庭園は 針葉樹が多く紅葉の木は少ないが、 それでも何本かのハゼの木や楓が 色づき始めた。この庭園は普段も 人影は少なく、都心にポッカリと 空いたオアシスのようで、毎日の 散歩には最適だ。今日もまた孫と 二人で小春日和を楽し…

隠居の独り言(431)

地図を広げると川中島という地名が面白いのは、実際に島があるわけじゃないが そこは東南から佐久平野、塩田平野を縫って流れてくる千曲川と西南の安曇野の 方から流れる犀川と戸隠方面から流れてくる裾花川の三つの川の合流点になる。 昔の人は複数の川に挟…

カウント111111

いつもご贔屓くださっているSさんから カウントのゾロ目の写真を送って頂いた。 嬉しさこの上ない。ブログを書き始めて 3年が過ぎたが老人の私事のことばかりの 拙文に付き合ってくださる方々に、なんと お礼を申し上げてよいか分からない。 書き綴るエッセ…

隠居の独り言(430)

少子化問題の続きだが先進国ではおおむね人口減少で困っているようだ。欧州では 労働者人口を補うために旧植民地の人たちが移民しているところが多いが、それが 従来の人たちの職場の安定や言葉や文化の壁、治安問題等多くの悩みを抱えている。 少子化対策の…

日立のパソコン

このほど日立が家庭用パソコンの事業を 撤退すると発表した。電機業界も厳しく 戦国時代のように生き残りは大変らしい。 我が家のPCもPriusだが嫁にきてから 6年を過ぎて全然故障無しの優れもので 見目も麗しく健康そのものは素晴らしい。 といって実家が無…

隠居の独り言(429)

少子化が問題になって長い時間が過ぎたが解決の見通しが段々遠のいていくのは これからの高齢化社会をどう支えていくのかという難問を解けそうにないからだ。 そうでなければ他人様が子供を作ろうと作るまいとかまうわけではない。社会の システムが保険や年…

弁天さま

不忍池の中央に弁天様が祭られている。 七福神唯一の女神で弁舌、芸術、財福 延寿を授ける神様だが池を散策す時は 必ず手を合わせることにしている。 どうぞ神様よろしくお願いいたします。 神さまにお願いするのは時代遅れかも 知れないがそこは人間の弱い…

隠居の独り言(428)

生活保護を受けている所帯の10万円足らずの金額が来年度は減額されるという。 一方では6億円も掛けた某タレントの結婚披露宴が話題になり、そのタレントは 家賃が500万円もするマンションに居を構えたというから世の中はピンキリだ。 二極分化の時代と言われ…

亀の日向ぼっこ

10月も終わりに近づいて涼しい日と 暖かい日が交互に訪れる中秋の頃に 上野不忍池では水鳥たちに混じって 亀たちは甲羅干しに余念がない。 俗に「鶴は千年亀は万年」というが 現実に鶴も亀も結構長生きらしい。 亀はやがて冬眠に入るが、替わって 晩秋から初…

隠居の独り言(427)

「赤い椿白い椿と落ちにけり」大正昭和の初期に活躍した詩人、河東碧梧桐の 句があるが先日の「白い恋人」といい今回の「赤福」といい永年に亘るお客の 信用を失墜させた罪を予測したような名句だ。江戸時代の野次さん喜多さんの 珍道中の頃からの赤福は伊勢…

天高く

ここ数日は秋の高気圧が張り出して 東京では「天高く馬肥ゆるの秋」の 言葉通りのお天気が連続しているが TVや新聞を見ていても各地の紅葉の 便りが連日のように報道されているが 今年の秋は何かと多忙で遠出や旅行は 叶わず近くの公園や近郊の遊園地等で …

隠居の独り言(426)

人の運命はいつどこで変わり、運が巡ってくるかも分からない。越後守護代の 長尾為影は四男の景虎(Gackt:ガクト)を7歳の時に寺に預け修行僧として 小僧をさせていたが為影は敵対勢力を制圧出来ないまま死没、跡継ぎの春影は 惰弱な性格で二人の弟も謀反者…

初誕生日

一番下の孫娘が昨日初誕生を迎えた。 今は「摑まり立ち」が出来るように なったし間もなくアンヨがはじまる。 この時分は成長が早く日々の進歩が 著しく毎日が驚きと喜びの連続だ。 初誕生の「儀式」に欠かせないのが 一升餅を背負わせて健やかな成長を 皆で…

隠居の独り言(425)

世界の原油先物相場が上がって最高値を更新している。原油の値段が上がるのは 国内のガソリン価格が上がるのみならず灯油や産業用の重油も上がって紙、繊維 資材など製品が軒並みアップとなり運送料も響いてインフレの気配さえ感じる。 世界的にも中国やイン…

金魚すくい

縁日の出店の金魚屋で孫達と金魚すくいに 挑戦してみた。掬うポールは薄い紙なので 水に入れるとすぐに破れてしまって金魚は 掬えない。一枚一回百円のゲームの戦果は たった一匹、孫達も含めて五百円で三匹は まぁまぁの成績か、オマケを入れて五匹の 金魚…

隠居の独り言(424)

兵庫県加古川市で起きた小2女児殺人事件は同じ世代の孫を持つ者として、とても 他人事とは思えない。子供達が公園で夕方まで遊んでそれぞれ三々五々に家に帰る ごく一般的な情景が瞬時にして破壊された。殺した犯人を憎んでも憎みきれないが 女児のみならず…

コスモス

♪うす紅のコスモスが秋の日の・・ さだまさしのコスモスは嫁ぐ娘の心を 上手く表現した秋の歌の佳作といえる。 柔らかく淡い花色と今にも折れそうな 茎にも優しさと耐える女の芯の強さが コスモスの花に譬えられるのだろう。 今ではすっかり日本の秋の風物詩…

隠居の独り言(423)

民主党の小沢一郎が政権を取ったらテロとの戦いでアフガニスタンに展開している 国際治安部隊に自衛隊を参加させるという持論はテロ特措法をめぐる議論に波紋を 広げている。それも血を流す覚悟で日本も国際貢献をしようというのだから立派だ。 そのためには…

小さい秋みつけた

季節の巡るのは早いもので何時の日か 服装も半袖から長袖に変わり、近くの 公園の草花も緑が徐々に褪せていく。 鬼ごっこやかくれんぼに飽きた孫達は 木の下に落ちたドングリ拾いに夢中だ。 ドングリは幼い孫達には格好の玩具で ポケットに入れて宝物のよう…

隠居の独り言(422)

今に思えば安倍内閣が一年しかもたなかった理由の一つに総理にとっていい軍師が 誰もいなかったのが大きい。「お友達」でお茶を濁していたのがいけなかった。 小泉純一郎内閣が5年の任期を全う出来たのも飯島勲、竹中半蔵等の優秀な軍師が 付いていたし塩爺…

学芸会

小学校の学芸会には気持ちがほころぶ。 いろいろ趣向が凝らしてあるが中でも 傑作なのは「笑点」が面白かった。 桂歌丸の司会も中々堂が入っているし 各人落語の受け答えもたいしたものだ。 座布団運びの山田君も動作がよろしく 観衆を笑わせた。将来この生…

隠居の独り言(421)

メタボリック症候群の診断基準が変更されたらしい。今までは男性85㎝以上で 女性は90㎝以上がメタボの条件で新基準では男性90㎝以上、女性80㎝以上と なったが、解せないのは何故前の基準は女性が太く今度は男性が太いのだろう。 そういえば町を歩いていても…

トランプ遊び

幼い子供達にとってトランプ遊びは 知恵を使う初めての遊び道具だろう。 最初に数を覚える。マークを覚える。 カードの大きさも手触りも幼児には もってこいで基本的なことも自然に 親しんでいくのも格好の遊びと思う。 年上の子の遊ぶ仲に入れてもらって ゲ…

隠居の独り言(420)

「一年を二十日で暮らすいい男」長い相撲の歴史で昭和の双葉山の人気ほど 素晴らしいものはなかった。抜群の強さ、いつでも受けて立つ、そして容姿、 不世出の神がかり的な彼の作った相撲道場が彼の込めた意思に反して汚された。 「沈黙は金、饒舌は銀」とい…

銀杏並木

近くの横網公園の銀杏の実が落ちている。 あれは臭いのが難点だが果肉は腐っても 中に大きな種があってその殻の中の実が 炒って食べる銀杏で昔は子供の夜尿症が 治るといわれて食べさせられた思い出が 蘇える。でも若い頃に嫌いだった銀杏が 今は美味しいと…