2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春うらら

今マレーシアの国王がお見えになっているが 霞ヶ関、皇居近辺ではご来日を祝って両国の 国旗があちこちの掲揚されて祝賀ムードを演出 している。昼休みには近くの勤め人たちが 春霞のもと日差しを満喫しマラソンマンは その傍を駆け抜ける。まさに春うららの…

梅に鶯

「ホーホケキョ」と聞くと「法華経」を唱えているかのようだし 「ブッポウソウ」と鳴く野鳥は「仏法僧」として崇められている。 ジュウイチは「慈悲心」と鳴くそうだが日本人の感性に感心する。 鶯は冬の間は東京でも緑の多いところにはごく普通に生活してい…

春の陽気

冷え冷えとした日本列島に今週は一気に 春の女神がやってきて暖気に覆われる。 豪雪地帯や北国の人たちはどれほど待ち わびたか喜びは想像するだに余りある。 軒のツララから落ちる水滴の輝きを見る 目と心は春の始まりの嬉しさでしょうね。 ここ数年来、今…

農業の歌

昔は今のように情報化時代ではないから自然を相手に米一粒豆一粒を 収穫して自然の摂理を大切に野の幸、山の幸、海の幸にすがって生きた。 いつごろなにを植え、なにを収穫するかは長年の習慣から得たものだった。 「たねどきは知らずば桃の花に聞け 半ば咲…

啓蟄

陰暦で一年を二十四で分けた節季の一つで 冬ごもりをしていた虫たちがそろそろ地中から 這い出て春先の新鮮な空気を吸って心機一転、 今年も充分に生を楽しもうと云う時期らしいが、 あくまで旧暦の計算で今、出ては風邪を引く。 雛祭りも終わったが本当は桃…

流し雛

♪月は朧に東山 霞む夜ごとのかがり火に・・ お馴染み「祇園小唄」の歌いだしだが、春は大気中に水蒸気が多く 昼間は霞に夜間は朧に、記憶や感覚までぼんやりと気持ちの眠気を誘う。 雛祭りの翌日は人形やお供え物を川や海へ流す「流し雛」の習慣の地方も あ…

イソップ物語

「ある人が毎日金の卵を産むガチョウを飼っていました。 飼い主は次第にお金持ちになり贅沢な暮らしをしていました。 しかしもっともっと金の卵が欲しくなりました。このガチョウの 体の中は金の卵で一杯に違いない、と考えお腹を裂いてしまいました」 人の…

春の雪

三月と言うに北の将軍さまがお出ましになって 高い壇上から冬の最後のご挨拶をしてくださる。 “船舶保険”のことで容易に日本の港に接岸が 出来なくなったことへのお返しなのだろうか。 「鬼門」は北東部にあたるが、これは中国から 見たことで日本では北西に…

桜餅

今夜いただく桜餅は甘党の私には雛祭りの楽しみの一つでもある。 関西では道明寺、関東は長命寺が有名だが、あたしゃ道明寺が好きだ。 道明寺は大阪住吉の尼寺なのだそうだが、さすが女性らしいこまやかさが 含まれている気がして、長命寺の男性的とは趣きが…

雛の楽隊

子供が小さい頃「オモチャの楽隊」と云う童話があって 皆が寝静まるとオモチャ箱からオモチャの兵隊の楽隊が出て 朝になるまで音楽を楽しむ話しがあったが、それを私が雛人形に 話しを替えて、お人形さま全員で合唱して、あたたたちを祝って くれるのだよ、…

雛祭り

今からウン十年前、三十半ばは人生の“旬”で 苦労も喜びも最も輝かしい時期であったが 初めて子が出来、節句を祝ったのは夢のようだ。 毎年人形並べは私の役目だったが説明書とは その都度、首っ引きで大仕事の一つだった。 何年か前、京都の人に笑われるが地…

まりと殿様

♪てんてんてんまり てんてまり てんてんてまりの てがとれて 私の小さい頃は、女の子はよく、みんなで、まり遊びをしていた。 ゴムトビ、オハジキ、ハネツキ、ママゴト等など発想が豊かだった。 男の子はチャンバラかコマ遊びぐらいで女の子に遊びを教わって…

耳順

明日三月三日のひな祭りは同時に「耳の日」 でもある。トシとともに聴覚は衰えていくが 補うためには、生活のなかに静寂を心がけて 自然の音やいい音楽を聴く事もなによりだが いい発音発声が内からの鼓膜の振動に良いと ものの本に書かれてあった。算用数字…

南セントレア市

愛知県で新しい市名で住民投票が行われ、このワケの分からない市名が 否決されたと言う。役人の安直な考えを否定した住民たちの良識に敬意を表したい。 そもそも地名は文化資産であることの大切さを役人たちは知っているのだろうか? 例えば「東京」は明治に…

弥生三月

♪ラララ赤い花束、車に積んで 春はきたきた、丘から町へ 今週はまだ冬の天気予報なのに三月と聞くと ラララの気持ちは、気持ちだけの春なのだろうか? 卒業、転勤、退社などで引越しの四割はこの時期 と云う。私も「仰げば尊し」を歌ったのも故郷を離れた の…