2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

内憂外患(19)

パリの移民街で起きた暴動がフランス全土に広がった事件は植民地主義時代の 後遺症としか思えないが、世界で最もお洒落な文明文化を誇るフランスだけに その衝撃は強烈だ。移民してきた人々の中にも優れた人物も多くシャンソンの エンリコ・マシアス、サッカ…

トイレの日

11月10日はトイレの日らしいが イイトイレの語呂合わせで出来た。 このトランプのような公衆トイレは 隅田川に架かる厩橋際に設置されて なかなかにお洒落な建造物といえる。 むかし雪隠、今トイレ、時代と共に 名前もカタチも変わってその進歩は 素晴らしい…

内憂外患(18)

六カ国協議が再開したが日本はいつも蚊帳の外であまり発言させてもらえない。 日朝政府間協議も終わり拉致は先送りに継続審議で話のまとまりは無かったが 老いていく拉致家族のためにも経済制裁の話し一つもしないですごすごと帰る 外務省役人の姿はこれが今…

隅田川

一日のうちに何度か、仕事に散歩に 隅田川の橋のいくつかを渡っている。 江戸は水の都で、読んで字のごとし、 川口の意味で昔から荒川、隅田川の 沖積層に作られた町で、徳川家康が 秀吉の命令で今の下町は上野、神田 あたりの山の土を埋めて造成された。 そ…

内憂外患(17)

在日米軍再編問題で沖縄はじめ各地が揺れている。米軍が出て行くほうは 騒音やその他の問題から解放されていいかもしれないが、来られたほうは 迷惑千万な話で反対運動やデモ行進などの行動を起こしている。珊瑚礁の 破壊や絶滅種の危惧など自然保護団体の反…

秋の夕暮れ

公園の午後斜めになった秋の陽を 惜しむように野球を楽しんでいる。 「釣瓶落としの秋の日」の形容は 日の短くなった晩秋の暮れやすい さまを、井戸の中に釣瓶を落とす スピードにたとえられた言葉だが 井戸も釣瓶もいまでは“死語”に なってしまったが日の落…

内憂外患(16)

先月10/25日の新聞の片隅にローザ・パークス(92)の死を悼む記事があった。 彼女は特別の人ではない。普通の黒人系のオバサンだが50年前のアメリカの アラバマ州でバスの白人優先席に座った咎で逮捕され拘置所に入れられた事が 発端で公民権運動が起こりキン…

七五三

昨日、数え七つになる孫娘が七五三の お祝いを氏神様の牛島神社で催した。 兄弟四人の中の一人娘で、男の兄弟に もまれてなかなか逞しいが世話好きで 優しいのは、やはり女の子なのだろう。 この素直さを忘れないで若竹のように 真っ直ぐに成長し娘になって…

空き巣

二日前に我が家は留守中に空き巣に入られた。 夜8時ごろ家内と買い物をして帰宅すると 家の中はあらゆる引き出しや箪笥は開けられ、 入っていた品物が取り出されて部屋の中は 散らかっていて、足の踏み場も無い状態で 窓の一つのカーテンが夜風にゆれていた…

内憂外患(15)

オペラ「小泉劇場」の最終の幕が開いた。落語で言えば大喜利が始まった。 このほど新しい内閣が発足したが選ばれた人、選ばれなかった人を見ると 首相の人選びは任期が一年弱のせいかフタを開ければ大抵の予想の範囲で 考えてみれば、なかなかに妙を得てさす…

浜町河岸

♪浮いた浮いたと浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする♪ お馴染み「明治一代女」のこの唄は 芸者花井お梅の悲恋物語をモデルに 作家川口松太郎が書き上げ作られた 芝居や映画の歌だが、昭和の時代を 通じて大…

内憂外患(14)

明日から日朝政府間交渉が始まるが、相変わらずの北朝鮮が強硬路線で 迫ってくるのであれば即座に席を立つべきだと思う。拉致問題は解決の 見通しが見えないが、先月の6カ国協議で合意された共同声明のなかで 「懸案事項の解決」というわけの分からない条文…

霜月

今朝の仕事は暦めくりから始まる。 10月は秋晴れらしい天気に恵まれ なかった気がするが、今週は晴天の 空の高さを期待できるだろう。でも 11月に入るとさすがに寒くなって 夜になると暖房の一つも欲しくなる。 地球全体温暖化されて来ているとは いって…