2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

為替相場

私が小僧をしていた1950年代ごろは日本は固定相場で1$=\360だった。 私の月給が食事付き¥1000円で当時流行った進駐軍のズボンが\1500した。 今、換算すると月の報酬は3ドル(現在1$=\105)約300円で雇われたことになる。 当時帽子の下代(メーカーの…

事業の成功

ものを成すには運、鈍、根の三様の資格が必要となってくる。 何にでも言える格言の一番は根即ち執着であると私は思っている。 この執着力にかけては誰しもが修業の積み重ねで得られるもので ビジネスでも商売でも習い事でも絶対に必要な資格と条件である。 …

年末商戦

毎年、年末頃になると街の商店、百貨店スーパーなど 冬物、歳暮、クリスマス、正月用品等、一年で最も忙しい 時期を迎え、人は商品を求め街の喧噪はピークに達する。 各店の売り上げも一年を通じて年末が最高になるだろう。 しかし活気づくのは小売商で同業…

日朝協議

拉致事件の北朝鮮のこんなふざけた返事もないと思う。 アメリカが当事国だったら戦争突入間違いなし! イラクやアフガニスタン作戦も9,11事件で自国民が 殺傷され多大の被害を被むり報復に立ち上がったもので ブッシュが選挙に勝てたのも被害者たちや共…

木枯らし

晩秋の東京も先週末に木枯らし一号がやってきたが 吹き荒れる冷たい北風に葉を飛ばされた落葉樹は 裸木の状態に寒いだろうな、って可哀想な気がする。 「枯れ木も山の賑わい」と言うけれど冬の景色が 寒々として、つまらぬものが無いよりマシなんて 慰められ…

坂本竜馬(1835-1867)

私の歴史好きのなかでも最も興味のあるのは幕末から維新の頃だが 維新史最大最悪の愚挙は竜馬暗殺だろう。彼なくして薩長連合もなく 明治維新の流れの最大の功労者だったし権力志向の強い志士の中でも 淡白な性格で視野が広く海運と貿易で世界を舞台に仕事を…

紀宮さま ご婚約へ

おめでたいの一語に尽きる。新潟地震の発生に配慮され公表は 延期されたそうだが、両陛下も現地にお見舞いされて皇族方の 被災者への心痛なお気持ちは知るところであり正式発表のほうが かえって嬉しく県民に元気づけられるという気がしないではない。 とも…

七五三

子供が誕生してお七夜に始まり成長につれて 親子共々楽しむいろいろな通過儀式があるが 最も華やかなものが今日の七五三のお宮参り。 わが一族郎党も孫をはじめ親戚など似たような 年齢の子供が多いためか毎年のようにお祝いが あるけれど週末など街を歩くと…

中東和平

そりゃパレスチナ人だって今まで長らく住んでいた土地に 突然、別の人種がやって来て「出て行け」なんて言われたら 激怒するのはあたりまえの話しでこの確執は永遠に続くだろう。 中東からは毎日のように「自爆テロ」のニュースが続いている。 イスラエルで…

アラファト逝く

波乱万丈の生涯を生きたアラファトついに逝く。 そもそも中東問題は第二次世界大戦後ユダヤ人が パレスチナ人の住む土地に強引に入り込んだことが 原因でアラブの反感を買い戦争にまで発展したのが 始まりだが、事のいきさつはともかく2000年も前に ユダヤ人…

夫婦

「夫婦円満の秘訣は一緒にいないことだ」 この言葉は戦後、吉田茂首相の懐刀としてGHQ相手に 辣腕を振るった白州次郎(1902-1985)だが、彼は十代半ばで 単身イギリスに渡り大学を卒業し当時駐英大使館に赴任して いた吉田と知り合うが奥様は著述や骨董で名…

結婚

「男子は結婚によって女子の賢を知り 女子は結婚によって男子の愚を知る」 この言葉は明治、大正、昭和にかけて活躍した ジャーナリスト長谷川如是閑(1875-1969)の鋭い ご指摘ですが恋愛時代はただただ夢中で相手を 美化して想像をたくましくするが、さて一…

憲法九条

世界のどの国も(軍隊は国民の財産)と誇りを持っている。 日本も世界の一員としてその位置もしっかりしてきたのだから そろそろ自らの国を守る戦闘集団を大切に尊敬する気持ちを 持たないと世界から、特に周辺国からナメられ軽蔑されて いいように権限を侵…

テロとの戦い

新聞の紙面は毎日世界のどこかのドンパチを伝えている。 イラク、イスラエル、パレスチナ、ロシア、インドネシア等々 天災はある程度の諦めはあるがテロと言う名の人災は 根絶やしにせねば安心して生活も出来るものではない。 テロリストたちは人質にしろロ…

九里四里うまい十三里半

お芋の美味しい季節になりましたね。 むかしはどこの町にもあった焼芋屋がすっかり消え 街角で√いしや〜き、い〜も、の石焼芋の声も無い。 たまに来る小型車でマイクじゃ風情も味も落ちる。 しかし昔の人はなかなかうまいネーミングをしたもので 栗より(九…

紅葉に置けば紅の露

先週は東北を旅しましたが車窓から見る山々は 紅葉した木々の葉が青い空に美しく照り輝いて とても文章では書きつくせない色の世界だった。 まして空気が澄んでいるせいか色の鮮やかさは 天下一品でいい目の保養をさせていただきました。 晩秋の地にやがては…

孫との暮らし

孫はとにかく可愛い。人は目の中に入れてもウンヌンと云うけれど 私が若い頃の仕事の忙しさにかまけて子供には何もしてやれなかった 罪ほろぼしの意識もあってか、ついネコカワイガリをしてしまう。 でもひたすら、ひたすらでなく叱るときは徹底的に叱ること…

歴史上の人物

小学三年生の孫が学校の社会の時間で教わってきて 「日本もね、50年むかしに戦争をしたんだって」 「へ〜!10年ひとむかしって言うから遠い昔だね」 じゃ、あたしゃ歴史上の人物!つい笑ってしまった。 笑ってから悲しくなった。 昭和も遠くなりました。

谷川俊太郎の詩

パウル・クレーの絵に彼の詩が書いた絵本がある。 「おなかをすかせたこどもは おなかがすいているのでかなしかった おなかがいっぱいのおうさまは おなかがいっぱいなのでかなしかった」 スイス生まれの版画家クレーの絵はメルヘンチックで 深い詩情が漂い…

紅葉

今年は雑用が多くて紅葉情報もヨソサマのように見過ごして しまいますがあの美しい紅葉も葉にとっては水分を茎の部分から 遮断されて親木を冬から助けるために犠牲になり断末魔のように 散っていくのだそうですが、ほんと素晴らしい親孝行なのですよね。 ウ…

ヴェルレーヌ「秋の歌」

「秋の日のヴィオロンの ためいきの身にしみて ひたぶるに うら悲し。・・・上田敏訳詩 こんな季節になりましたね。私が中学生のとき教科書に 書かれていたこの詩は文学に凝っていた少年の感傷を これほどに掻き立てられた詩文はありませんでした。 当時の教…

ノミとクモ

現代イソップ物語(作者不詳)ですが透明のガラス瓶に ノミを一匹入れて蓋をするとノミは暴れて半狂乱になり 間もなく狂い死にしてしまう。クモはじっとして蓋が開く チャンスがくるまで何日でも何年でも待っている。 アメリカ大統領選挙でブッシュが勝利し…

虎キチのつぶやき

今年のプロ野球もストーブシーズンに入りホッと しているところだが今年は近年になくあちこちで 大山が鳴動してネズミがゴロゴロ出てきた一年で あったと思う。 ところが相変わらずなのが言わずもがなの虎マーク。 去年はアダ花のようにキレイに咲いてキレイ…

文化勲章・褒章

亡くなった私の叔父は10年前に宮中で文化褒章を受けました。 叔父は姫路城を守る会の会長でユネスコ委員も兼ねてましたので 国連などで姫路城を世界遺産の指定されるべく尽力をしました。 遺産指定されたときなど、その喜びようは、今も目に浮かびます。 …

文化の日

孫に「明日は学校が休みだけれど文化の日ってなあに」と 聞かれたが、サテどのように説明していいか分からない。 11/3日は明治天皇の誕生日で明治時代は天長節だった。 その日はなぜか晴天の日が多く当時は「小春日和」よりも 「天長節日和」のほうが一般的…

新札発行

今日からの新札で5000円が樋口一葉、1000円が野口英世とかですが チト私見を述べさせていただきたいのですが、たしかにお二人は 尊敬すべき偉人ですが、ことお金に関しては樋口さんは貧困を極め 野口さんはお金に無頓着で銀行、友人たちに借り倒しなさった方…

灯台の日

三浦半島といえば観音崎に明治元年11/1日に日本で最初の 洋式灯台が出来たそうですが、灯台の言葉で思い出すのは 「灯台もと暗し」の諺、明るく照らす灯台のすぐ真下では かえって暗くて、よそさまの事は分かっても自分のことは 分からない、私も心せねば成…

霜月

先月はあまり天候に恵まれなかったけれど今週は 晴天が期待できるだろう。今日から暦も改まる。 「ふくらなる羽毛襟巻(ボア)のにおひを新しむ 十一月の朝のあひびき」 白秋 北原白秋はあすが命日だが、彼は人妻と恋におちて 下獄もしたし晩年は目を病み薄…