2016-01-01から1年間の記事一覧

隠居の独り言(1546)

織田信長は本能寺の変で明智光秀に襲われ命を落としたが死ぬ間際に「敦盛」を舞い 「人間50年、下天のうちを比ぶれば、夢幻のごとくなり」と詠ったが、享年49歳だった。 当時も寿命は約50年で、赤子の死亡率は高かったが、成人になれば今と変わらない。 当然…

アメリカ大統領選挙

愈々明日から始まるアメリカ大統領選挙。 クリントンかトランプか。昨今の泥試合も やっと終わって、決着の日が迫っている。 どちらが勝っても二人とも不人気候補で アメリカの将来の行方が思いやられるが 日米関係も、どうなることやら分からない。 選挙に…

隠居の独り言(1545)

東京都知事、小池百合子はここのところ「女を上げている」例の豊洲の盛り土問題で 当時の責任者8人に「知らなかったでは済まない。あなた方の言い分は言語道断」と 大岡越前守のように切れ味も素晴らしい。どんな処分か当人たちは戦々恐々だろう。 しかしオ…

笑点

日曜日夕方の笑点はいつも楽しみにしている。 5月に歌丸が引退し司会が昇太に代わったが 歌丸にない若いキャラはとても面白い。ただし 「独身キャラ」は今のうちだけで続かないだろう。 その点、木久扇、小遊三、たい平は彼ら独特の 自分芸を持っているので…

隠居の独り言(1544)

報道によると1945年3月、先の戦争末期に中国蒋介石政権が対外宣伝機関を通じ、 明時代に遡って沖縄領有権を主張していたことが明らかになったという。それ以前の カイロ宣言で琉球列島が日本領であることを認めながら戦況により翻意したという。 日本はカイ…

ハロウイン

今日はハロウイン、といっても老人には関係ない。 なんでも西洋のおとぎ話らしいけれど、日本人は 何かにつけてお祭り騒ぎをするのも結構なものだ。 今年のハロウインの経済効果はバレンタインより 上回るというから、益々商人には笑顔が絶えない。 どこがい…

隠居の独り言(1543)

蜷川幸雄監督の悲報に続いて俳優・平幹二郎が亡くなった。享年は81-82歳だった。 自分は10月末で83歳半を超える。周りの方々は「元気がいい」「長寿は目出度い」と 有難い仰せだが、報道を見ればこのまま長生きで良いものかと少し心配になってくる。 非生産…

ホテルのランチ

孫の世話も徐々に手を離れ休日は 山の神と東京の公園のあちこちを 散策して季節の花を楽しんでいる。 先週は葛西臨海公園に遊んだが お目当てのコスモス畑は終わって 先週に花の摘み取りだったという。 畑の中央にある観覧車も人気なく 寂しげに空車のままで…

隠居の独り言(1542)

靖国神社の秋の例大祭が執り行われた。マスコミの報道は相変わらず政府関係者の 靖国参拝を報じているが、いつまでこんな報道するマスメデイア各社が情けなくなる。 「秋の例大祭にあわせ超党派の国会議員85人が靖国神社参拝した。参拝したのは 「みんなで靖…

弓道全国大会

高校生の孫が弓道東京地区高校の部で トップで優勝し12月に名古屋で開かれる 公益法人・全日本弓道連盟が主催する 第35回全国高等学校弓道選抜大会に 出場することに決まった。まずは目出度い。 学校の部活といえど、よく頑張ったと思う。 弓道は技術もさり…

隠居の独り言(1541)

本川達夫著「ゾウの時間、ネズミの時間」を読んだ。動物とは千差万別だが、動物の サイズが違うと、機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。 行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ 総数や体…

筑波山麓

秋晴れの休日は、筑波山麓をドライブをした。 青空のもと自然がまさしく秋日和に相応しい。 刈り入れが終わった田圃には赤とんぼが舞い ススキの穂に止まっている風情はとてもいい。 麓にあるフラワーパークには秋花が咲き乱れ コスモス、秋バラ、ダリアは今…

隠居の独り言(1540)

「晩節を汚す」との言葉がある。辞書には「それまでの人生で高い評価を得てきたにも 関わらず、後にそれまでの評価を覆すような振る舞いをし、名誉を失うこと。」とある。 人生の活動期にどんなに名誉と富を得ようが、年齢と共に体の衰えは誰もが公平で 素晴…

十年一昔

10年前、2006年10月16日は末孫の つまり、孫の6人目の誕生日にあたる。 産まれた時はこれが自分の最後の孫と 感無量とともに嬉しかったのを思い出す。 光陰矢の如し、あれから10年、自分も 10年若かったわけだから写真を見ると 髪の毛はまだ黒いし顔皺も少な…

隠居の独り言(1539)

秋たけなわ、「秋晴の候」ともいう。スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋・・ 何をやっても秋は一番だ。でも、これら言葉も歳を重ねると虚しい「秋晴の候」になる。 友が一人倒れ、二人倒れ、気が付けば、毎年来ていた同窓会の便りも無くなっている…

ゲスト出演

娘のピアノ発表会のゲスト出演で弾き語りをしてきた。 深川資料館ホールの雰囲気や音響設備がとても良く 久しぶりのコンサート会場の演奏で気持ち良く歌い、 ホーム慰問と違い思いっきり声を張り上げることが 出来たのも弾き語りをやって良かったと今更に思…

隠居の独り言(1538)

先日、ある劇を見た。劇中で日本の将校が一般人を殴るシーンがあったが、あれは あり得ない。戦前の日本を現代のモラルで心情的、情緒的にとらえては時代考証にも 大きな誤解を犯し、歴史の事実に反する。戦前の日本の軍隊は世界でも最も軍律が 厳しく、だか…

祭礼

休日は綾瀬・北野神社の祭礼で 近所の人は総出のお手伝いに 駆り出されて、祭りを盛り上げる。 普段は静かな町もあちこちから 人が集まって、喧騒が絶えない。 神社では、お囃子の演奏が流れ 幼児の山車、子供の神輿、そして 大人の神輿担ぎは威勢がいい。 …

隠居の独り言(1537)

先日、東京足立区のマンションの一室で「母が父の首を絞めた」との110番があった。 駆けつけた警察署員が住人の無職、Aさん(85)が布団の中で倒れているのを発見。 Aさんは病院に運ばれたが死亡確認された。部屋にいた妻(81)が首を絞めたことを 認めたた…

秋の運動会

小学校6年生の孫姫の運動会が 土曜日の雨で日曜に延期された。 ところが日曜から神社のお祭りで 午前中は運動会の見物、午後は お祭り手伝いで忙しい一日だった。 今年の初秋はお天気が定まらず 寒い日もあれば、暑い日もありで 老体がよく保っているものと…

隠居の独り言(1536)

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長の森喜朗元首相がテレビ出演の中で 東京都内の幹線道路を封鎖して競技を行う平日を「休日」とする特別措置法の制定を、 与野党に求める考えを明らかにしたという。森さん、思いつきで言うのは止めて欲しい。 そう…

クラシックギター

先日、得意先デザイナーさんが来社された時、 部屋の片隅に立てかけてあったギターを見て 「ギターをぜひ聞かせて」と所望されたけど 最近演奏しているのは弾き語りばかりなので ギターの妙味たるクラシックを弾いていない。 その場適当に逃げたけど、一から…

隠居の独り言(1535)

厚生労働省の調査によると、生活保護を受けている男性のうち3人に1人がメタボで 喫煙者が4割以上いるという。いずれも生活保護を受けていない男性より割合が高い。 そのうえパチンコ競輪競馬の賭事の割合も高く、車の保有も一般と変わらないという。 今更だ…

昭和記念公園

雨の上がった休日は昭和記念公園を訪れた。 この公園は武蔵野の自然がいっぱい残って その広大さは一日中歩いても歩ききれない。 今はキバナコスモスやイエローキャンパスの 群生が綺麗で、人々の目を楽しませてくれる。 今年は秋雨前線と台風の影響が長すぎ…

隠居の独り言(1534)

ここのところ、築地市場の移転問題がマスメディアを賑わせている。土壌汚染対策の 盛り土がされていなかったことに端を発して移転そのものが、どうなるのか分からない。 自分のような素人に、分け解らないのは設計の段階で工事仕様書があるはずなのに、 設計…

お彼岸

お彼岸のさなか。この時期は太陽が真西に沈んで 現世と来世が近づく日々。祖先の霊と近くになって 来世に行かれた人達と互い偲びあうことができる。 十万億土の西方に手を合わせて念仏を唱えれば 生前の行いが功徳となり極楽往生が約束される。 実家が遠いの…

隠居の独り言(1533)

暑さ寒さも彼岸までというけれど、今年の秋の訪れが早すぎる。つい先だって前まで クーラーなしでは寝られなかったが昨今の朝晩の冷気は毛布を被らないと風邪を引く。 一年の春夏秋冬の四つの四季は自然を美しいものにしているが、人の一生を四つに 分けた場…

向島百花園

中秋の名月が鏡のように澄んだ夜空に輝く頃、 東京・向島百花園では、萩の見頃になっている。 百花園の名物にもなっている「萩のトンネル」や 秋の七草が、園内のあちこちに咲いて心安らぐ。 深まる秋に、移ろいゆく園内の草や花の風景は 江戸時代からの培わ…

隠居の独り言(1532)

今年も「敬老の日」がやってくる。敬老とは「読んで字の如し」老いた人を敬うことだが 歳取ると姿恰好醜く、動作が緩慢で、物忘れ酷く、若者や世間とピントが合わなくなる。 最近のネット社会に老人は付いていけず、敬うどころか軽蔑・嫌悪されることが多い…

朝顔

九月に入ってもまだ朝顔が咲いている。 ウチの朝顔は小さな庭が西向きなので 暑い西陽除けのため網を張って植えた。 そろそろ、お役御免で伐採の時期だが 朝顔に愛着が沸いて切るに忍びない。 といって、このままだと庭が見えない。 明日は中秋の名月。網目…