2015-01-01から1年間の記事一覧

隠居の独り言(1442)

年を取るということは命の大切と生きる喜びを身にしみ感じることであり、過ぎし日を 顧みて命の尊さを再認識することでもある。自分は幸か不幸か戦争体験者の一人だ。 戦時中は白河にいたが毎日の空襲警報で防空壕や森の中に逃げ、敵の機銃掃射の 恐怖は、い…

誕生会

孫姫2人が、同じ10月生まれなので 2人一緒に誕生会をした。年齢はいくつ? 女の子に年を聞くな、のお達しで控える。 誕生会の段取りとしてケーキ作りも一環で いつもの素人製は、形は良くないけれど 味の方は充分に万点でケーキの食感と フルーツのコンビネ…

隠居の独り言(1441)

昭和37年、仕事独立と同時にナケなしの金を叩いて電話を買った。加入権の価格は 当時は相当に高かったが、電話は商いに必要で、またステータスシンボルでもあった。 時が過ぎ、今では小学生も個人の携帯電話を持ちその携帯もスマホに進化している。 通勤途中…

弓道

高校生の孫A子の部活・弓道の都大会を見にいった。 学校は色々な部活動があるけれど弓道はとてもいい。 いうまでもなく、弓道は矢を射て的にあてる競技だが 一連の所作を通し、心身の鍛練をする日本の武道で 競技だけでなく、行儀・作法をきちんとしているの…

隠居の独り言(1440)

先だっての国会周辺の安全保障関連法に反対する抗議デモの風景で参加者たちは 「安倍やめろ」「戦争法反対と叫び首相をヒトラーになぞらえたプラカードを抱えていた。 日本は平和だなぁと改めて思う。共産主義の国や独裁者が君臨する国は許されない。 こんな…

秋の海

♪今はもう秋、誰もいない海、知らん顔して・・ 自分が若い頃に、トワ・エ・モアが歌っていた。 夏は人がいっぱいだった海水浴場も今は秋。 秋にはすっかり人影もまばらになった砂浜に 寄せては返す波の音が静かな音楽のように 聞こえる。雄大な海原をずっと…

隠居の独り言(1439)

今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」は良い作品だが先週、最終回の収録を終えたという。 「花燃ゆ」は最近15年間に放送された大河ドラマでは最も低い視聴率だったというが 自分は近年になく良いドラマと思っている。時代背景もさりながら主役の井上真央の 演技が…

ひたちなか海浜公園

秋晴れの日曜日「ひたちなか海浜公園」を訪れた。 海辺近くの「みはらしの丘」はコキアがいっぱいの 真紅の色付きは圧倒的で息を呑むほど素晴らしい。 この時期、毎年コキア鑑賞に海浜公園に出かけるが 今年は例年になく大勢の観光客で、外国人たちの 団体客…

隠居の独り言(1438)

自分は帽子職人だ。昭和24年に上京して帽子屋に入り、丁稚小僧して職を覚えたが (関西では丁稚、関東は小僧で、住み込みで職仕事や商売の作法を親方から教わる) 自分が勤めたT商店では小僧が10人ほど同居し、仕事の他に家事一切を小僧達で 切り盛りし衣服…

秋の横網公園

何をしても、何もしなくても、とてもいい季節で 日々散策の横網公園もすっかり秋に染まった。 イチョウの葉もすこし黄色味を帯びて秋空との コラボが素晴らしい。公園の中央あたりにある 慰霊堂の花壇にはアカトンボが描かれていて 秋たけなわの公園風景はと…

隠居の独り言(1437)

世の中、おかしなことが多すぎる。先日のサッカーの日本代表とシリアとの一戦では W杯2自予選を賭けての大一番だった。一応は3-0で勝ったことは素直に嬉しいが 勝敗とは別に、いったいシリアはサッカーなどやっている場合なのか?シリア全土が 終りの見えな…

ピアノ発表会

昨日は娘のピアノ教室発表会にゲストで出演した。 ファミリーコンサートと名付けたのでピアノ生徒の 他に、声楽、管楽器、ヴァイオリンなども加わって 音楽の親睦会のようで大盛況のうちに催された。 しかし自分はギター弾き語りで高尚なクラシックの 会場で…

隠居の独り言(1436)

TPPが合意して、これから日本の景気が良い方向に向かう。とても喜ばしいことだが といってメリットばかりじゃない。景気が良くなれば当然に人手不足になる。その他、 東北復興やオリンピック絡みや農業、工業、商業そして介護など、これを見越してか 政府は…

お祭り

10月は秋雨前線も去って晴れの日が続き 太陽も明るく輝いて「陽月」の名に相応しい。 10月はまた「神無月」ともいう。出雲大社に 全国の神さまが一年一回の総会で集まって 各地の神社では神さまが留守でいられない。 でも、そんな神さまのお留守とは関係がな…

隠居の独り言(1435)

若い頃「歌声喫茶」というのが流行っていた。新宿が発祥の地とされているが実際は 街のあちこちに似たような歌声喫茶が林立した。合唱する歌の殆どがロシアの民謡で トロイカ、ともしび、赤いサラファン、カリンカ、黒い瞳、等々、ロシアの歌が受けていた。 …

秋の散策

「天高く馬肥ゆる秋」。今が一年で最も良い季節。 休日は孫二人を連れて街中ウオーキングをした。 当日の東京の気温27度、カラッと湿度が少なく 歩いていても気持ちがいい。最高の行楽日和だ。 駒込駅→六義園→古河庭園→飛鳥山→王子駅。 六義園の萩やコスモス…

隠居の独り言(1434)

今年のプロ野球シリーズも残り少なくなった。自分は根っからのタイガースファンだが 今年もファンの期待を裏切った気がする。9月頃には首位にいたのに、その嬉しさも 束の間でずるずる連敗を重ねて、いつの間にか3位に落ちる情けなさは毎年の例だ。 想像の範…

白鷺城

先だって姫路城天守閣に登ったが 改装後、間もなくとあって人が多く 外国人観光客も大勢訪れている。 入場して登るのに一時間は掛かり そのうえ最上階に達しても、すぐに 下り階段に回されるので、城内部を つぶさに見学できるのは今の人気が 収まるまでは無…

隠居の独り言(1433)

安倍首相とプーチン大統領が訪問先のアメリカで「日露平和条約」のことで会談した。 日本にとっては北方領土返還が主題だがロシアは領土に関して強硬姿勢を崩さない。 「領土の代わりに死んだロバの耳をくれてやる」。10年前の対独戦勝記念式典後の 記者会見…

姫路城と岡山城

休日は孫と共に姫路城、岡山城の二城を登った。 姫路と岡山は新幹線で20分ほどの近さだが お色直しをして白く美しい花嫁のような姫路城は 天守始め「守りの城」としての見所が素晴らしい。 対照的に「烏城」と名付けられた黒い岡山城は 後楽園が隣接し全体に…

隠居の独り言(1432)

関東地方の田ん圃では稲が黄金色にたわわに実って刈り取りの時期が始まっている。 日本にとってTPPの最大の焦点は農業問題で、関税の撤廃により米国などから安い 農作物が流入し日本農業に大きなダメージを与えるという。昔から日本は稲作国家で 例えば武士…

三浦岬

昼と夜が同じ時間になる彼岸の季節、 東京湾三浦岬の海の景色を楽しんだ。 神奈川県・三浦半島の先端にあって 長い年月に海蝕で削られた崖の面は 奇勝に富み海岸の景色は素晴らしい。 ここは太平洋と東京湾の境目なので 晴れた日の海のブルーに魅せられて 対…

隠居の独り言(1431)

今年も「敬老の日」がやってきた。「多年にわたり、社会に尽くしてきた老人を敬愛し、 その長寿を祝う趣旨で定められた」とされる。要は「長寿がお目出度い」と国が定めた。 果たして長寿というのは本当に目出度いのだろうか。最近は「老後破産」という言葉…

参議院

新安保法案が成立した。法案の是非はともかく この風景が「良識の府」といわれる参院なのか。 委員長に飛びかかるのは国会議員たる品格は どこへ行ってしまったのか。国会内の通路には 採決妨害するため野党の女性議員が通せんぼ。 これらの醜態の映像は世界…

隠居の独り言(1430)

上野にある子規庵を訪れた。言うまでもなく明治35年9月に亡くなった正岡子規が 臨終を迎えた長屋の一角で山手線・鶯谷駅から徒歩5分の台東区根岸の路地裏で 建物は戦後に再建されたものだが、子規が住んでいた明治の古い風情が残っている。 子規は死の前日、…

男の手料理

最近の朝食は山の神に代わって調理をしている。 春先に山の神が、風邪気味で選手交代したのが きっかけだが、病が治っても調理番は変わらない。 自分は家事に不慣れで軽い調理しかできないが 今朝はパン、ハム、野菜、ジャム、紅茶のレシピ。 日によって多少…

隠居の独り言(1429)

安倍内閣が提唱する安保関連法案に人気がない。法案の説明の不足も否めないが 野党の質疑も重箱の隅をつつくような細々しさにも大きな原因がある。ここはひとまず 国会で法案を通しあとは将来の結果を待つしかないだろう。在任中の総理の人気が ないのは今ま…

彼岸花

今の時期の花の楽しみは彼岸花に尽きる。 花弁が赤く繊細で華やかで、周りの緑との コラボは何とも表現し難しいほどの感動だ。 夏と秋の境に咲く彼岸花は季節の移ろいを そっと教えてくれる。秋の彼岸は間近だが ご先祖の墓参の先導と、昔日を偲ぶように 彼…

隠居の独り言(1428)

日本語の乱れと貧しさを問われて久しいが、その要因はどこからきているのだろうか。 やはり幼い頃の家庭環境、家族の会話の源が壊れ、その中で育ち、学校も教えない。 自分の体験だが、大阪に住んだ幼いころ、まだ戦争実感なく平和な暮らしが存在した。 岸の…

サンクトペデルブルグ

大学の孫が夏休みにロシアのサンクトペテルベルクに旅行した。 ロシア西部にある街はピョートル大帝の建都以来の文化都市で かつてロマノフ王朝で栄え「美の宝庫」と称される美しい町には 数々の大聖堂、修道院、宮殿、教会、要塞、博物館、美術館など 中世…