2015-01-01から1年間の記事一覧

隠居の独り言(1427)

毎年の例で夏の終わりに「半日人間ドック」を受けることにしているが今年も終了した。 結果、昨年と同じ。半日なので検査項目は問診、胸部X線、血圧、心電図、血液採取、 眼底、尿、便などの簡単なものだが、一週間後に検査の結果の数値の説明を聞いて ひと…

水城公園

東京の今年は八月下旬から九月にかけて 台風の襲来や秋雨前線の影響が長引いて 太陽の拝める日が極端に少なくなっている。 「毎日、気が重いですねぇ」いろいろな所で こんな挨拶や話が交わされていることだろう。 それでも週末は久しぶりに晴れ間が戻って …

隠居の独り言(1426)

今年は戦後70年という区切りの年だったので各メディアの競演みたいな感だったが それも「安倍談話」で一段落したようだ。それでもなお一部のメディアは戦後について まだ反省や謝罪が足りないと言っているが、いつまで自虐習慣が消えないのだろうか。 与党の…

10年前、愛知万博

「十年一昔」というが10年前2005-9/3-5日は 山の神と孫二人を連れ、愛知万博会場にいた。 会場の規模、中身の濃さは言うまでもないが 「日本館」はじめ各パビリオンは入るだけでも 長蛇の列だが、それでも入館できたフランス、 ドイツ、イタリア、メキシコ、…

隠居の独り言(1425)

最近またストーカーまがいの殺人事件が発生した。この世に、何億もの女がいるのに どうして独占欲のみで一人の女の心情を考えずに罪を犯すのか?男として許せない。 先週、近所の老人会のアトラクションで、ギター弾き語りで「百万本のバラ」を歌ったが、 歌…

向島百花園

今日で八月が終わるか、今年の季節の 変りが早すぎる。本来なら八月いっぱいは 残暑厳しい候なのに、秋の到来のように 東京では涼しい風が吹いて気持ちがいい。 明日から九月、旧暦は新月から始まり 三日めの弓なりの月が三日月でやがて 心と希望が満ちて満…

隠居の独り言(1424)

自分の本名は横山正樹という。自分で言うのもおこがましいがいい名前と思っている。 父は読書家だったが、とくに島崎藤村が好みのようで本棚に藤村が並べられていた。 正樹の名前は藤村の父の名前で島崎正樹は幕末、明治の国学者で名を成したという。 藤村の…

盆踊り

ハァ 踊り踊るなら チョイト東京音頭、ヨイヨイ花の都の 花の都の真中でサテヤットナ、ソレ、ヨイヨイヨイナー・・ お馴染みの「東京音頭」が、近くの公園でこだまする。 今年も、夏の風物詩、盆踊りのシーズンが真っ最中で 週末にもなるとあちこちの町内か…

隠居の独り言(1423)

昔は、考えられなかった事件が最近多い。中学生殺人事件はショックだが、その前に そもそも中学一年で夜間に宿泊先を探すなんてこれが今の若者の常識なのだろうか。 犯人は憎いが、それと子供が深夜に町を放浪するのを許す親の風潮も問題だと思う。 最近とみ…

水車小屋

体力のあるときは、何処を歩いていても それぞれに面白く、飽くことはないけれど 昨今の夏の暑さと、歳からのせいなのか、 手足が重く感じる日には電車に乗るのも 億劫で、つい車の運転で移動したくなる。 ここは「府中の森の美術館」の庭園内で 「水車小屋…

隠居の独り言(1422)

夏が来れば思い出す。其の十三。週末に戦後70年にあたる8月15日がやってくる。 自分は82歳だから戦中12年、戦後70年を生きたことになる。物心がついた頃には 日本は戦争をしていた。戦争が終わった時は小学6年生12歳。従って子供の頃は 生粋の軍国少年で大人…

靖国神社

終戦の日を前に靖国神社に参拝した。靖国は 言うまでなく国のために戦った戦没者の社だが 戦士だけでなく日本人全ての霊が祀られている。 他国が何と言おうが日本人の心のおき所であり 二度と靖国に霊を収めることがあってはならない。 靖国は平和の貴さと誓…

隠居の独り言(1421)

夏が来れば思い出す。其の十三。自分はもう八十路で人生のゴール目前にきている。 来年の夏の保証はない。戦争体験者が一割を切ったとの統計だが自分もその一割だ。 自分は戦前、戦中、戦後の時代を身に受け、国のあり方を体験してきた一人といえる。 誕生の…

福島で桃農園を営む親戚から新鮮な桃が届いた。 今年は雨が少なかったので実が小ぶりとの話だが お天気に恵まれたそうで、甘味が増して美味しい。 とにかく枝からもぎとって、即、出荷してくれるので 新鮮そのものの味覚は言葉でうまく言い表せない。 いつも…

隠居の独り言(1420)

夏が来れば思い出す。其の十二。今年も安倍首相が終戦の日に靖国に参拝するか 話題が喧しい。中国と韓国が嫌がるから参拝するなというのは余計な世話で参拝は 安倍首相の心の問題だ。昭和60年、偏狭的マスメディアの朝日新聞が「公人」として 首相の靖国参拝…

お盆休み

帽子のメーカーをして数十年だが季節物が多いので どうしても、この時期は秋冬商戦の真っ只中に入る。 来月からは各店舗の商品棚には秋冬物の商品が 陳列されるので最後の追い込みで、お盆休みもない。 テレビや新聞は盆休みのニュースで賑わうけれど ちょう…

隠居の独り言(1419)

夏が来れば思い出す。其の十一。日本の戦後70年とは良くも悪くも「戦争を知らない」 「一国平和主義」の70年だったと言える。終戦の時の1945年の70年前の1875年は 西南戦争の兆しが見えた年であったことを考えれば、前の70年までの日本は戦争に 明け暮れた明…

猛暑日

暑い。暑すぎる。長く生きてこんな夏は初めてで 東京は気象庁始まって以来の猛暑日の連続で 新記録を更新したとのニュースも今更の気分で 今年の酷暑を何と表現したらよいか分からない。 クーラーの24時間付けっぱなしの状態は来月の 電気料金の請求書が恐ろ…

隠居の独り言(1418)

夏が来れば思い出す。其の十。先日の「明治日本の産業革命遺産」の登録のことで 韓国がしつこくイチャモンつける理由は何なのか。対馬の寺院で盗まれた文化財の 仏像が韓国内で見つかっても完全に返そうとしない。竹島の不法占拠のことも含めて 韓国人をどう…

忍城(おしじょう)

行田市にある忍城は白い天守が美しい。 戦国時代も終わりに近い頃、豊臣秀吉が 天下統一最後の戦さとなった北条攻めで 北条の支城、忍城は遂に落とせなかった。 大将・石田三成2万、守るは2千なのに・ 忍城に入ればわかるけれど、こんな小さな 城を落とすの…

隠居の独り言(1417)

夏が来れば思い出す。其の九。戦争はもう嫌だ。誰も恒久平和であってほしいと願う。 空襲、戦死、飢餓、敗戦・・話は暗く目を逸らしたくなるようなセピア色の思い出が蘇る。 今では平和の尊さを知ったようなことをマスコミはシタリ顔で言うが、戦中のマスコ…

古代蓮の里

埼玉県・行田市にある「古代蓮の里」の公園は 今まさに蓮の見頃で、大勢の人で賑わっている。 古代蓮というのは公共施設工事のときに、偶然、 約2000年前の土から発見され発芽したもので 永い眠りから目を覚ました花の神秘的な美しさに 魅せられて毎年のよう…

隠居の独り言(1416)

夏が来れば思い出す。其の八。歴史とは民族、宗教、国家、そして個人それぞれが 必死になって生き抜いてきた大河の結果であり、戦争も平和も、その中から生まれる。 したがって結果の是非善悪を軽々しく言うべきでないし、まして国際裁判は茶番劇だ。 戦後、…

日本橋クルーズ

今年の夏が特に暑いのは歳のせいなのかなぁ・ あまりにも暑いので日本橋クルーズに乗船した。 夏は、東京下町は実に水路が多いことに気づく。 そもそも戦国時代に、徳川家康が江戸に来たが 湿地帯だった、この地を埋め立てて下町ができた。 その昔の水路の旅…

隠居の独り言(1415)

夏が来れば思い出す。其の七。東京へ出てきて、丁稚小僧になったのは15歳のとき。 昭和でいうと24年。東京大空襲で丸焼けになった東京下町の復興はまだ完全でなく 勤め先の浅草橋から「浅草松屋」のビルが見えていた。当時の世相は戦後の混乱が 未だ残って、…

夏ならではの風物詩の蝉の鳴き声が聞こえる。 恋し恋しと鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす。 都々逸の上の句も、蝉の鳴き声で詠われるが 鳴いているのは全てオスで声を高らかに歌い メスの関心を呼び込んでいる。蝉のオスには 僅か一週間くらいの寿命の中で…

隠居の独り言(1414)

夏が来れば思い出す。其の六。戦争が終わって、もう空襲の恐怖は無くなったけれど、 生活は厳しさを増していた。父の勤めていた硫黄の鉱山は弾薬の材料で軍需産業は 戦争の終結とともに会社は解散し、当然に父は失業の憂き目で収入源は閉ざされた。 学校では…

森林浴

言うまいと思えど今日の暑さかな。昔川柳 俗訳 You might think you today hot fish 暑い日が続くが、こんな日は森林浴がいい。 ここは埼玉にある武蔵広陵森林公園の中で 森の一角で木々を通り抜ける風が心地よい。 ここ数日、関東地方の昼間は猛暑日が続き …

隠居の独り言(1413)

夏が来れば思い出す。其の五。青い空に入道雲がハンカチより真っ白に湧いている。 あの入道雲を見ていると様々な感傷が頭の中を掠めて行く。八十余年の人生の中で 何度、入道雲を見たか数しれないが、昭和20年8月15日の入道雲は生涯忘れないだろう。 学校で…

明日は土用丑の日

日本人はキャッチフレーズには、とても弱い。 宗教に関係なくクリスマスにはケーキを食べ バレンタインにはチョコレートで愛の表現をし 母の日はカーネーションで母の心をくすぐる。 商業主義に乗せられたが、今は習慣になり 正月のおせち料理から、お屠蘇、…