2006-01-01から1年間の記事一覧

隠居の独り言(217)

いじめが後を絶たない。また大阪府と埼玉県で中学生が自ら命を絶ったが いずれも学校がいじめの事実を把握していただけに、それを防げなかった 学校の対応は歯がゆいし、亡くなった子供たちに何と説明するのだろう。 いつも思うのだが事件があると校長ばかり…

明治の館

日光東照宮と輪王寺に挟まれるような 優雅な不動苑にある洋風レストランの 「明治の館」は何軒かの建物があって 小さな森に囲まれた洒落た雰囲気だが その一軒一軒が地元で収穫され新鮮な 食材をベースに、洋風にまとめられた 料理はどこの店に入っても美味…

隠居の独り言(216)

先週のNHK大河ドラマ「功名が辻」は山内一豊(上川隆也)が関が原合戦の 褒美として土佐20万石の一国一城の主になったところで「功名」の筋書きは 終わっている。千代(仲間由紀恵)の内助の功も夫の出世を助け鼓舞してきた 物語りもここで終わったといっ…

火災予防運動週間

今年の11/9-11/15日までの一週間は 秋の火災予防運動週間だが、火災が 発生しやすくなる冬の季節を迎えて 火災予防の意識を高めることにより 火災から尊い命と財産を守ることを 目的として作られ実行されている。 かつて「マッチ一本、火事の元」が 標語だっ…

隠居の独り言(215)

昭和52年に鳥取県米子市で行方不明になった松本京子さんという方が 今になって政府が拉致被害者として認定するそうだが対応が遅すぎる。 北朝鮮の横暴も極まれり、と言うべきだろう。多くの同胞達を拉致して 多量の麻薬を持ち込み、偽札を横行させ、ミサイル…

錦秋

今年の紅葉は夏と秋との好天の影響か 例年にもまして色づきが鮮やかとかで 休日は紅葉のメッカ日光を楽しんだ。 東照宮輪王寺の別邸「逍遥園」の庭は まさに錦秋そのものの世界に息を呑む。 庭園の古池や茶室の配置に日光連山を 借景に繰り広げられる色とり…

隠居の独り言(214)

歳を取ると新聞の追悼抄がとても気にかかる。元阪急のエース梶本隆夫さん クールファイブの内山田洋さん、作家の永沢光雄さんなど私より歳が若くて 重い病を得て亡くなられた故人は人生の不条理を恨んで逝ったに違いない。 何とも対照的な訃報に漢字学者の白…

写真館

私の育った昭和の初めの頃は駅前の 一等地に写真館があって、お正月や 入学式の時など誰かの目出度い日に 家族がそろって「よそゆき」を着て カメラの前に立ち記念写真を撮った。 当時普通の家ではカメラは高級品で 持っている家はめったに無く子供に 写真屋…

隠居の独り言(213)

アメリカの中間選挙で民主党が勝ったのはイラクの後始末の事で国民の イライラが募ったのが要因らしいがたしかにフセイン政権を倒した後に テロで戦死した米兵が2800人を超えたとなれば、いい加減にやめろと 厭戦気分になるだろう。だいたいイラクという国は…

爺の子守唄

赤子はオッパイを飲んですぐゲップを 出してあげないと吐いてしまう。 首の坐らない赤子を抱くには、用心と 優しさが求められるが何人もの赤子を あやしてきても、それぞれに可愛いし その生命力に感動を与えてくれる。 おなかが一杯になると満足をしたのか …

隠居の独り言(212)

長年に映画を見る機会を失っているが、是非見たいものが近々封切りされる 二本がある。一本はクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」で もう一本は藤沢周平原作・山田洋次監督の「武士の一分」を期待している。 「硫黄島からの手紙」は太平洋戦…

野田市・清水公園

別名アスレチック公園とも呼ばれるが 遊び具の種類の多さは関東一だろう。 いろいろな遊び道具の仕組みは面白く 木の感触は手足になじんでとてもいい。 アスレチックの中には難しいのもあり 集中力で取り組まないと進めないが、 普段の運動不足には相当きつ…

隠居の独り言(211)

最近の日々は仕事の忙しさや孫の世話に時間を割かれてボランティアの ホーム慰問もままならないしギターの練習時間も減って両立は難しい。 それでも先週の土曜日に久しぶりに近くのホームでギター演奏をした。 区のボランティアセンターに慰問演奏を登録して…

銀座JAZZフェスティバル

11/3-4日の銀座街はJAZZに染まり 数箇所の会場でステージが開かれて 観客達はそのリズムに酔っていた。 会場の一つのバーバリー銀座9Fで イギリスのティナ・メイ・トリオの ライブが聴けて軽快なジャズピアノと 透き通ったソプラノヴォイスのメイが 聴く人の…

隠居の独り言(210)

時代劇を見るときいつも時代考証が気になるが「功名が辻」の関が原で 家康(西田敏行)の率いる東軍が75,000人、三成(中村橋之助)西軍は 100,000人で陣形も軍勢も圧倒的に東軍の劣勢を知り一豊(上川隆也)は 死の覚悟を決めるというが当時の情報戦では敵…

明治神宮

文化の日は明治神宮の玉砂利を歩いた。 11/3日は元は明治節だが戦後に名称が 文化になったが私は変える必要は無と 思う。明治の歴史を考えるにはとても いいと考えるし「明治の日」でもいい。 当日は秋の好日に恵まれ参拝人も多く 季節がら家族連れの七五三…

隠居の独り言(209)

日米野球が始まるが今回の親善試合ほどファンがノラないこと夥しい。 戦前からの長い歴史を誇る大会だが一流選手の辞退者続出に全日本の指揮を とる野村克也監督は頭の痛いところだろう。かつては彼我の戦力の差は大きく 大リーグの選手を遠望するだけでも興…

酉の市

2月ごとのカレンダーも最終ページで そろそろ今年も終わりに近づく11月。 冬の足音がそこまでくると元気が付く 浅草千束にある鷲神社の酉の市は開運 商売繁盛を祈って、ご利益を得ようと 大勢のお客さんが熊手を買いに訪れる。 小僧の時代は旦那に連れていっ…

隠居の独り言(208)

食欲の秋、食べ物はなにもが美味しく普段よりつい多く食べてしまう。 メタボリックシンドロームつまり肥満からくる生活習慣病のひとつだが 先日、内閣府世論調査では年代を通して半分ぐらいの人が肥満を感じて 大半の人が運動不足と自覚している。生活習慣病…

すべり台

どこの公園にもあるブランコは日本に 紹介されたのは文久年間との記録だが すべり台はどの時代に入ったのだろう。 聞いた話だが児童福祉法が保育所など 屋外遊技場にはブランコ・すべり台を 義務付けているなんて知らなかった。 疲れを知らない子供は元気そ…

隠居の独り言(207)

秋「灯火親しむの候」10月27日から始まった読書週間は11月9日までの 二週間だが、最近の若い人の読書はおろか新聞も読まない傾向でケータイや インターネット、TVなどで簡単に情報や娯楽が得られるから余計にひどい。 私事を書くのもはばかれるが小学高学…

学校音楽会

孫達の通う小学校の音楽会を観賞した。 子供たちは合唱のときは皆大きな声で 可愛さの中にも迫力満点でとてもいい。 器楽演奏も普段の練習の成果が100% 発揮されてアガルことのない素直さが 大人には無い魅力なのだろう。 いつもの喧騒が嘘のように協力しあ…

隠居の独り言(206)

ここのところ全国の高校で卒業に必要な科目の授業が行われていなかった 問題で揺れているが要するに「ゆとり教育」とやらの安易で歪んだ制度が ここにきて表面にあらわれてきた文部科学省と日教組の馴れ合いの結果だ。 「ゆとり教育」で小中学校と同様に必要…

安藤美姫

フィギュアスケートのシリーズGPで 安藤美姫が天才少女で優勝候補だった 浅田真央を破り華麗な初優勝を飾った。 年齢的には若いにしてもこの世界では ベテランの域に入り集中心と執念とが 浅田真央を勝っていたのだろう。 一方で同じ日に行なわれたレディ…

隠居の独り言(205)

NHK大河ドラマの「功名が辻」は最近5年間の大河では高視聴率らしい。 大河ドラマは歴史の出来事を忠実に再現しようとして政治的な流れや戦闘の シーンなどを重視したがる男性視聴者と歴史は苦手だが話しが分かりやすい 作品を希望する女性視聴者の両方を…

秋深し

10月は一年の中で最も美しい季節だ。 若いときは春や夏が好きだったけれど 歳を重ねると秋がとてもいとしい。 都会暮らしも長いが特に東京の下町は 狭い家屋が多く寄り添うように建って 庭のある家は滅多にお目にかかれない。 江戸の市井の庶民の長屋は鳥の…

隠居の独り言(204)

北朝鮮の外務省談話「あらゆる波風にもびくともしなかった我が共和国が 堂々たる核保有国になって誰それの圧力や脅威に屈する事は話にならない」 素人の目にも北の崩壊が近づいているのは感じとることは出来る。中国は 先日に訪問した扇千景参院議長との会談…

カストリ雑誌

現代の若い人は見た事も聞いた事も 無いだろうが終戦直後の一時期には 粗悪な用紙に印刷された安い雑誌で 低俗で猥雑に満ち溢れて内容なんて まるでなくカストリ(粗悪)雑誌と 揶揄されて本屋の店頭に並んでいた。 それでも戦後の開放感からかそんな エログ…

隠居の独り言(203)

いじめの問題はいまや国民的関心のひとつだが我が家も3人の子供が小学校に 通っているので他人事ではない。それぞれに気をつけてはいるが、この問題は 子供が親や先生に相談しない例が多く憂鬱でしつこく質せば親と子の間柄にも 傷がついて家族関係にもヒビ…

お稲荷さん

例えが悪いが江戸の昔に多くあるのは 「伊勢屋、稲荷に犬の糞」と川柳にも 詠われてどこの町にもあるお稲荷さん。 東京だけでも何万とあるのだろうか。 本元は伏見や豊川なのだろうが地方に あるのもそれぞれに由緒や縁起があり 稲荷信仰は奥が深いのだろう…