2004-01-01から1年間の記事一覧

忠臣蔵

約300年昔、♪ころは元禄15ねん〜、講談でお馴染みの 忠臣蔵は今日12/14日夜に赤穂浪士が吉良邸に討ち入り 本懐を遂げた物語ですが、今じゃ法律上、仇討ち禁止で 実行したらテロリストにされてしまう。それにしても 浅野匠乃頭、吉良上野介、大石内蔵助などは…

小僧⑫

再入社してしばらくは真面目に仕事に取り組んだ。時代の変化で夜遅くまでの残業は なくなり、休日も月二回のシステムになり月給も少しは増えて正式の従業員になって 決められた仕事もこなせるようになり自分の自由時間も僅かながらも持てたが、職業も お客さ…

日韓関係①

日本と韓国はお隣り同士なのに、いつもしっくりといかないのは、なぜだろう? 例えばヨーロッパのドイツとフランスは何世紀も戦争の歴史だったのに 現在はとても仲良くお付き合いをしているのは、なぜだろう? それは近代の日韓に国力の差があって、今は日本…

レイ・アルフォンソ・正田

昨日は前の師匠の演奏会を銀座ガスホールで聞いた。 正田さんは4年前に熱海に移られ久しぶりの再会だった。 熱海の空気のせいか演奏のスケールの素晴らしさは 以前にも増して大きく聴衆はその熱気に圧倒されました。 声量と音域もますますダイナミックにギ…

道歌

道歌とは昔その道の便法として歌われたものなどだそうですが 最近の子供たちの国語力の低下に学校教育に取り入れたらいいと 思いますが・・ 「一日に一字づつ習へば1年には 三百六十五字となるぞ此の小僧」 これは二宮尊徳の作と言われていますが、 「手や…

十二月の苺

街のケーキ屋さんはクリスマスに向けて稼ぎ時だが イチゴも今やハウス栽培で何時でも食べられるように なった。この季節になると巌谷小波の童話を思い出す。 「お雪は継母と意地悪な姉に十二月の寒い日に苺が 食べたいと言われ極寒の山を彷徨う。そこへ十二…

小僧⑪

日記や自分史を書いてて、ときどき「本当の自分」を書けないもどかしさがある。 誰しも表や裏があり、自分が仕出かした悪行愚行、言えない恥ずかしい事や 個人への悪口などだが、あのときの約一年間は、思えば悪夢を見ているような 奈落の世界にいた。仲間た…

日米関係⑤

日米は安保と言う軍事的要素の同盟関係を持っているが 同盟なんて人間関係でいえば夫婦みたいなもので、どうせ 旦那を選ぶのなら、稼ぎがあって優しく頼りがいのある男と 所帯を持つのが賢明で、そのあたりは正解そのものである。 先の大戦でも口先ばかりの…

いとこ同士は鴨の味

ときどき近くの公園の池で鯉や鳥たちにパンの耳をやる。 小さな耳キレ一つにも何十羽の鳥たちが必死で奪いあう サマを見て彼らの生存競争の凄まじさを痛感する。 要領のいいヤツは食べて大きくなり、要領の悪いヤツは 隅に追いやられて餌に取り付けない。そ…

小僧⑩

昭和20年代の後半も戦後の混乱期が続き、三鷹、下山、松川事件などは 解決されず、血のメーデー乱闘などもあった。上野浅草などは浮浪者であふれ あちこちの盛り場のヤミ市は、いつも人がごったがえしであった。ヤミとは 非合法な商品の売買だがモノそのも…

日米関係④

戦後、日本史上初めて外国兵に占領されると言う屈辱を 味わったが日本人の特性か、犬のように従順でアメリカの 言いなりになって保護されるのが当たり前になってしまった。 例えばアメリカ製の去勢された憲法、それを右も左も後生大事に 神棚に上げて、当の…

住めば都

先日デパートでお歳暮のことを終えて、最近ヨン様が お泊りになったと云う有名ホテルで食事をしてきました。 今のホテルの食事は何処も似たようなものですが、 ここは眺めもいいし、庭園もロビーもとても素晴らしい。 都会の喧騒の中で毎日のように忙しく走…

小僧⑨

上京して三年目の春、18才の私のとって忘れもしない事件が起きた。 当時、大学の合格発表の日に学校の校庭で露天ながら帽子を売りに店を張った。 合格した生徒たちは、そこで学生服や帽子を買い揃えるわけだが、売る側にとっては 待ちに待った最高の出番の日…

日米関係③

アメリカは日本の真珠湾攻撃を「だまし討ち」として 自国民を日本への憎しみをあおる宣伝材料に利用したが 残念ながら例によって日本大使館の怠慢で通知が遅れて また、日本の暗号の解読によってそれを知りながらも自国民に 知らせなかったアメリカのプロバ…

昭和16年12月8日

「天佑ヲ保有シ万世一系ノ皇祚ヲ践メル大日本帝国天皇ハ 昭ニ忠誠勇武ナル汝有衆ニ示ス 朕茲ニ米国及英国ニ対シテ戦ヲ宣ス」 当時小学生だった私は学校の朝礼で校長先生から聞いた 米英への宣戦布告の勅諭は、骨の髄まで染まった私の 軍国少年には、寒い朝を…

小僧⑧

私の務めた店は春には主にセーラーハットを作り秋からは学生帽を生産していた。 当時の学生は殆んどが帽子を被り一年中仕事の忙しさは絶えることが無かった。 学生帽のカタチは大きく分けて四種類で、一高型、三高型、慶応型、早稲田型。 主に小学生は三高型…

日米関係②

アメリカは19世紀の半ばにメキシコとの戦争で西海岸に達し アラスカをロシアから買い、ハワイを植民地にしてスペインとの 戦争でフィリピンを領有しグアム、ウェークなど北太平洋への進出。 日露戦争に勝ち、めざましい躍進をした日本を脅威とみなした。 …

都心の紅葉

師走に入り東京では、夏日、史上最強の突風、寒の戻り等、 今の狂った世相の書き出しの添え書きをしてくれている。 そんな世の中をよそに東京の紅葉は今が旬で最も美しい。 皇居界隈や神宮外苑の銀杏の黄色もとてもキレイだし、 近くの安田庭園もモミジやド…

小僧⑦

務めていた店の人余りと将来の指針もあってか、私は某一流繊維会社へ出向の かたちで転職させられた。仕事の内容は毎日送られてくる何百反の織物を国鉄の 秋葉原の集配所へ大八車かリヤカーで取りに行き、それを仕分けして全国の問屋や 倉庫へ運んだり送った…

日米関係①

「太平の眠りを覚ます蒸気船、たった四杯で夜も眠れず」 林子平ならずも300年もの間、日本は戦乱に明け暮れていた 世界の外でノホホンと暮らしてきた時に、ペリーの率いる アメリカの軍艦に眠りを覚まされ、日本にとって近代史の 最初の外交はアメリカに依っ…

モーツアルト(1756-1791)

音楽史上最高の天才。この素晴らしい音楽600以上の作曲で ミスもなければダサクもない、と云うこんな大きなケタはずれの 作曲家は人類史上アトにもサキにも二度と出ないでしょうね。 ところが彼の人生は幸せだったとは申せなかったようで、よく言われる 芸術…

子供は風の子

夕方になると「おじいちゃん、公園へ行こうよ」と 五才になった孫娘はいつも自転車で競争を挑んでくる こちらは軽いランニング、でも敵わなくなってきた。 公園一周で息切れしているようでは勝てるわけないが つい先日、補助輪取ったばかりなのに成長は著し…

小僧⑥

戦後間もなくの田舎出身の小僧たちの東京暮らしは見るもの聞くもの全てが 珍しさと驚きの連続であった。当時はまだ都市と地方の生活の格差は相当で 日本人の大半は農家で農地改革の前の小僧たちは小作人の倅が多く衣食住の 初めての体験は私も含めて新鮮その…

日ソ関係

ロシアのプーチン大統領が近く小泉首相と会談する前に 北方領土の二島返還を示唆したとかの報道だが冗談じゃない。 日本は絶対に四島一括返還要求を譲歩すべきではない! 四島は勿論国際的にも認められた日本の固有の領土だし 樺太、千島だって日本が放棄し…

寒桜

師走に入って今朝の東京もさすがに冷え込み厳しく 例年の冬の朝になったが、今年の夏の異常な暑さと 秋の小春日和が続いたせいか紅葉の葉持ちが良くて いつになく長らく楽しめる事が出来た。これも天気の 夏の暑さに対しての「先憂後楽」の恵みなのかなぁ。 …

小僧⑤

小僧の楽しみはなんといっても休日と仕事のあとの自分の時間であった。 原則は月一度の休みだったが第三以外の日曜日は夕飯(7時)後は自由で 父母へ手紙を書いたり、読書やソロバンを練習したり、たまには仲間たちと 鳥越へ三本立て映画の最終版(半値だっ…

日中関係

小泉首相はビエンチャンで中国の首脳と会談して最近の日中間の ギクシャクした問題を討議したらしいが、東シナ海の資源探査活動 尖閣諸島の領有権、靖国神社参拝、潜水艦侵犯事件、ODA見直し等々、 それらの全ては中国の威圧であって、なんらひるむことは…

冬鳥

日本列島のいたるところの里や湖沼は冬鳥で 賑わっているが遠いシベリアや奥深い山など から冬を越すために難儀な旅を余儀なくされる 彼らはなんと辛い一生とつくづく思う。それを 待ってましたと猟をする人の気持ちは分からない。 明治の詩人、薄田泣菫(187…

小僧④

店の玄関正面には二十畳ほどの応接部屋があって中央には長火鉢が 置かれてあった。長火鉢には引き出しが付いていて中身はソロバンや 簡単な記帳綴り、茶道具の他にセンベイやノリなどが入れてあった。 乾燥させるための知恵であったのだろうか、お客さまが見…

一億円ヤミ献金

橋本さんに言いたい。「覚えていないが客観的に事実」 百歩譲って貴方の言い分が正しく、そのお金が私的に流用 されなくても、派閥の会の運用費や選挙にお金がかかる事は 国民の周知するところなのだから、使い道を白日に晒し全てを 釈明するのが貴方の役目…